東京都渋谷区・代々木上原の女子学生会館

女子学生会館ドミトリーほり

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ドミトリーほり 館長ブログ

代々木上原

2021.08.30


『渋谷区上原の周辺には、江戸時代以来の下屋敷が幾つかあった。現在は日本近代文学館の前田家、雅号の松濤を地名に残す鍋島家、そして上原二丁目一帯を占めた徳川家である。徳川家は昭和初期に、五島慶太を通じて、200~400坪程度に区割りされて分譲する。表通りから玄関まで延々と続いていた徳川家の屋敷は500坪足らずを残してすべて分譲され、わずかに木造の母屋と迎賓館だけとなった。(略)』(日本県移築学会発行:株式会社「総覧日本の建築第3巻」より抜粋)
文中にある日本近代文学館の敷地内の旧前田侯爵邸本館は重要文化財となり駒場公園(当館より250メート)として一般開放されています。鍋島の名は鍋島松濤公園(当館より東南方面に約一キロ)として残されています。またわずかに残った徳川家の迎賓館は久米民之助「代々木御殿」(当館の東約100メートル)として保存されていましたが2020年沼田市に移築されてしまいました。
前田家は言わずと知れた加賀100万石の藩主で、もともとは加賀藩江戸藩邸下屋敷として本郷の地に設けられ、のち1683年に上屋敷になった経緯があります。そののち東京大学が有していた駒場の土地と交換し前田家は駒場に移ったのです。
ちなみに代々木という地名は、このあたりにあった代々木樅木が地名の由来です。
写真は明治神宮内にある代々木樅木です。つまり代々木の中心点というわけです。
ちなみに明治神宮は1920年に創建された人工の森だということは知られたことです。


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