当館では退館される際に入居者からメモリアル・ノートにコメントをいただいております。
その文章をご紹介いたします。
コメントは原文のままです。
(実名が出る部分についてはプライバシー保護のため伏せております)
S.Mさん(愛知県出身・聖心女子大)

4年間、本当にお世話になりました。ドミほりは、私にとっても、両親にとっても安心できる会館でした。退館の日が近づくにつれ、社会に出るという実感も湧き始め、ここ一週間は複雑な気持ちでした。
正直、ドミほりを出て一人暮らしができるか不安です。そのくらい、ここでの生活は私の中で大きかったです。
館長はいつも笑顔で“おかえり”と言ってくださり、私の悩みも真剣にきき、アドバイスをしていただいたことが心に残っています。病気になった時は車で病院まで連れて行ってくださったこともありましたね。
おばさんは時々手作りのお菓子をくださったり、1、2年前に私が言ったことをよく覚えていてくださったことが印象的です。おばさんが様々なことを覚えていてくださったので、私の部屋のベッドは私が希望したものにかわったことをよく覚えています。ありがとうございました。
おばあちゃまは、いつもこんな私のことを褒めてくださいましたね。褒めていただく度に、気分は良くなり、一日頑張ろうと思えました。おばあちゃまが作られたたきこみごはん、すごくおいしかったです。
モモちゃん、コロちゃんにはいつも癒してもらいました。辛い時、楽しい時、本当にいろいろなことがあった4年間でしたが、どんな時もドミほりの友人たち、そして堀家の皆様と共に居られたことを嬉しく思います。
4年前、ここに入館したいと思ったきっかけはNHK連続ドラマ『わかば』でした。わかばの舞台とドミほりのイメージがピッタリ合い、私もわかばのように楽しく生活をしたいと思ったのです。原田さんがドミほり出身という偶然もあり、私はドミほりに来るべき人間だったのかなと思います。(すごくキリスト教的考えですね 笑)
あれから4年、本当に素敵な友人にも出会え、充実した日々を送ることができました。本当に本当にありがとうございました。また遊びに来ます。
Best Wishes, m 2010年3月
Y.Hさん(愛知県出身・東京大学法科大学院)

気が付いたら、6年間をお世話になっていました。何度か引越しは考えたものの、やはりドミほり以上に快適な環境は、そうそう見つかるものではありません。
一人暮らしなどしたことのなかった私、これからどうやって過ごすのだろう?と茫然としていた一日目。しかし、会えば気さくに話しかけて下さるおじさん、おばさん、おばあちゃん、そして他の館生さんとの挨拶に救われました。一人の寂しさを感じないほど、心の落ち着く環境でした。勉強にも集中できたと信じています。
おじさんには、街歩きの楽しさを教えてもらったと思っています。どこへでもカメラ片手に出かけて行くアクティブなおじさん、聞くと「○○を買うなら渋谷の○○」などと教えてくれるので、出かけようという気になり、東京って楽しいな、という発見がありました。あとPC関係に強い点で、すごく強力に助けていただきました。
おばさんは、いつも会うと「あら~、裕美ちゃん」と笑顔で話しかけてくださるので、こっちも思わず笑顔になってしまいます。おばさんの笑っていないところを見たことがありません。それから、大学から帰ると、おばさんが館内を掃除しているのを、何度も見かけたことがあります。館内が綺麗なのは、こういう陰ながらの努力があるからなのだと、秘かに心を打たれていました。
おばあちゃんは、会うと笑顔で挨拶して下さり、いつも「脚が長いね~、素敵!」と褒めてくださいました。自分では、背が高いことは、そんなに長所だと思っていなくても、必ず褒めてくれるので、落ち込んでいても自信を取り戻すようなパワーを感じます。素敵なのは、おばあちゃんの方だと思っています。
新司法試験の受験までいられないこと、とても残念に思います。しかし、キャンセル待ちを引き当ててから6年間もドミほりで過ごした東京、きっとまた縁があると信じています。これから成長して、また会いに来られると期待して、努力したいです。ありがとうございました。
2010年3月


