入館者の声

当館では退館される際に入居者からメモリアル・ノートにコメントをいただいております。
その文章をご紹介いたします。
コメントは原文のままです。
(実名が出る部分についてはプライバシー保護のため伏せております)


O.Cさん(岡山県出身)


 退館まで、あと残り数日となりました。4年間のドミほりでの生活を振り返ってみると、本当にあっという間だったように感じます。

 上京前、テレビで見た都会は、電車に乗り遅れても、すぐに次の電車が到着し、おしゃれなお店も沢山ありました。どこでも何でも手に入れることができるというイメージをもっていたため、そんな便利さがとても羨ましく感じていました。だからこそ、大学の合格通知を頂き、東京での生活が決定したときは、とても嬉しかったです。

 私は、もともと中高時代から親元を離れ、寄宿舎で生活をしていたので、洗濯や掃除など自分の身の回りのことを全て自分で行うことについては自信がありました。友達を呼んでお泊りをしたい、アルバイトをしたお金で友達と美味しいものを食べたいなど色々な夢を抱いており、東京での生活がとても楽しみでした。

 しかし、実際に大学生活が始まってみると、楽しいことばかりではありませんでした。たしかに、アルバイトをしたお金で、大学の友達と美味しいものを食べに行くこともありましたが、特に実習期間中は、思うように上手く看護ができない自分に苛立ちや悔しさを覚え、毎晩ドミほりに戻って泣いたこともありました。疲れがひどいときは、ご飯を作ることも面倒で、休日はずっと寝込むこともありました。4年生での最後の実習では、記録に苦戦し、PCルームで朝を迎えてしまったことありました。(笑)

 そんな辛い時期を乗り越えられたのは、もちろん、同じ実習グループだった大学の友達の存在もありますが、館長・おばさん・そしてドミほりの先輩・後輩の存在も大きかったように感じます。ぐったり疲れて帰った私に、いつも明るく「おかえり!」と、声を掛けて下さる瞬間や、文句や愚痴を言い、大半はおふざけが多かったけれども、お互いに23時までPCルームで一緒に懸命に課題をこなした時間は、私にとってかけがえのない時間でした。どんなに忙しく、辛い毎日でも、みんなと過ごす何気ない時間がとても楽しく、励まされ、一切孤独を感じることがない、家族のような、温かい時間でした。

 4月から、自分が将来やりたいこと、目標に近づいた場所で努力できることに嬉しさを感じる一方、毎日楽しいひと時を過ごした思い出のある場所を離れることがとても寂しく、悲しいです。常に友達と一緒だった約10年間の寮生活から、本格的な一人暮らしになるため、とても孤独で不安でしかありません。しかし、また新しい場所で、新しい出会いを一つ一つ大切にしながら、私なりのペースで少しずつ頑張りたいと思います。

 部屋で一緒にピザや鍋、ドーナッツ、ケーキなどを沢山食べたり、富士急に行ったり、勝手にベッドでいつの間にか寝たり、トイレ借り放題したり、ずっとPCルームで話しかけたり・・・・・いつもゲラゲラ大声で笑ってうるさくしてごめんなさい。(笑)
 本当に沢山の楽しい、大切な思い出をありがとうございました。


2019年3月退館


H.Aさん(福岡県出身)


 館長さん、おばさん、大変お世話になりました。
 ドミほりに絶対入館したいと思い、申込受付開始日に父が7枚もFAXを送りつけてしまってから7年以上が経つなんて信じられない一方で、とても感慨深く感じています。

 私の大学・大学院での思い出は、すべてドミほりとともにあります。学部のときにラクロス部のマネージャーをやっていたこと、苦しい法学部の試験を乗り切ったこと、大学院進学を決めたこと、海外留学に行ったこと、振り返るときりがありませんが、私が思い切って色々なことに挑戦できたのも、お二人がいつも支え、守り、励まして下さったおかげです。また、普段、何の心配事や不安もなく日常生活を送ることができたのも、自由の中にきっちりとした規律を作って下さったり、安心できる環境を整えていただいたり、親身にサポートしていただいたり、日々顔を見て声を掛けて下さったおかげだと思っています。本当に7年間ありがとうございました!!

 これからも定期的に(父や母も連れて)遊びに伺いますね✨✨  
 お二人とも、どうぞお身体を大切して下さい。


2019年3月退館


S.Rさん(神奈川県出身)


 年度の途中に入館したこともあり、初めは他の館生と仲良くなれるかな、一人暮らしってどんな感じかなと不安に思うこともありました。ですが、すぐにそんな不安も解消されました。ひとえに館長と奥様の温かい気配りのおかげだと思っております。

 実家が横浜であることもあり、度々帰省することがありましたが、次第にそこよりもドミほりの方が居心地がよく、実家に帰る頻度が減り、自分がだんだん親元から離れ、精神的に自律・自立していることを感じました。

 また、自分の部屋で誘惑が多く、集中できないと思ったときに、PCルームという外に出ずとも自然と仕事・課題をこなせる環境があったことも救いでした。そこに足しげく通うようになると自然と館生と接する機会が多くなり、会話が生まれ、仲良くなっていきました。そして部屋に戻れば自分のプライベート空間が確保されていて、とても心地よい環境だったと振り返ります。

 4月からは社会人にはなりますが、一度実家に戻って過ごすことになります。しかし、ドミほりで培った自立心は社会人になっても実家に戻っても忘れることはありませんし、ドミほりで築いた関係を失わないように努力します。

 多々迷惑をかけることがありましたが、それでも明るく優しく接していただいた館長と奥様、そしてPCルームや廊下ですれ違ったときに笑顔で挨拶したり、気がねなく話しができた館生、本当にお世話になりました。

 そして長らくありがとうございました。


2019年3月退館


T.Sさん(兵庫県出身)


 大学一年生のときに入館してから約4年、あっという間でした。東京に来る前は、初めて一人暮らしをすることが不安でしたが、館長とおばさんがとても優しく、安心したのをおぼえています。

 大学1、2年生のときはサークル活動に専念していました。朝早く出かけなければならなかった時、「行ってらっしゃい」と声をかけてもらったり、疲れて帰ってきたとき時に「お帰りなさい」と言ってもらえる居心地のいいドミほりで過ごせたのは、本当に恵まれていたと思います、特に印象に残っているのは、インフルエンザにかかってしまった時、館長とおばさんがすぐ病院に連れていってくださり、食料を買ってきて下さり、洗たくなども手伝って下さったことです。非常にお世話になりました。

 大学3年生の途中で別の大学の学士編入試験を受けることにしたのですが、自分の部屋では集中できないためパソコンルームを頻繁に活用させてもらいました。勉強で疲れている時に食べ物や飲み物をいただいたり、他の館生とお話ししたりと、とても居心地のいい空間でした。試験の手続きを行うときもお2人のお世話になりました。

 大学4年生の後半は研究に追われてとてもしんどい時期でした。なかなか実験が終わらず門限ぎりぎりに帰ったり、間に合わず外泊するような日々が続いたため、お2人に心配をかけてしまっていました、申し訳なさがある一方で、自分の帰りを待っていて下さることへの感謝も大きかったです!

 この寮を出て、本当の1人暮らしを始めることへの不安はありますが、さみしくなったらまたドミほりに遊びに来たいです!!
 私は口数があまりおおくなく無愛想な感じだったと思いますが(笑)、ここでの生活は居心地がよく、安心感がありました。4年間本当にありがとうございました。

2019年3月退館