旧漢字
2007.12.11
ここ数年、この時期になると、『喪中につき年末年始のご挨拶ご遠慮申し上げます』という葉書を多く頂きます。64歳のヤツガレですから、故人の多くは実父や実母ですが、中には稀に本人が永眠したことを知らせる葉書もあります。もちろん差出人は今や未亡人となった奥様からです。
亡くなられた方は、ヤツガレがサラリーマンだったころの先輩や上司がほとんど。かなり以前に転職やリタイアされている方が多く、その後の消息は承知していません。この葉書でご逝去されたことを、はじめて知るので、ただただ驚くばかりです。
もう何年も年賀の交換もしていないのに、このお知らせをいただくということは、残された家族が故人と親交のあった人たちを選ぶ過程で、ヤツガレがリストにあがったということでしょう。
もしかしたら、生前、奥様との会話の中で「あいつにはほとほと困らせられた」と話し、それを奥様が記憶されていて、「おまえのおかげで主人は永眠しました」と言いたかったのかも知れないな・・・。 そんなことを考えながら、故人との想い出を懐かしんだり、近況報告をしておけばよかったと悔やんだりしています。
今日から年賀状の準備を始めました。まずはリスト作りからです。住所変更などのメンテナンスをしてから、葉書作りに着手しますが、しばらくはリスト作りに集中です。
現館生の中に台湾からの留学生がいます。さて、この館生のご実家宛の住所に旧漢字が使われています。私たちが常用している簡略化された漢字では通用しないかもしれない、と思い、できるだけ忠実に表記することに・・・・・・。さて、この旧漢字、たとえば区は區、学は學、さらに号は號といった具合です。そういえばこんな感じ、大昔に見たような気がしますが、MS Wordにはまさか入っていないだろうと思いつつ、手書きモードで調べたり、画数で探したりすると、なんとありました。優秀ですね、感心しました。ワープロ機能、じつによく出来ていますね。