新しい第一歩!
2006.03.09
当館卒館後も、代々木上原の街が気に入り、この地に住み続ける人は何人もおられます。
その一人、I.Nさんの当館卒館は3年前。今も同じ町内、当館から歩いて1〜2分のところに住んでいます。もちろん良く会います。そして今朝もパッタリと
「や〜、おはよう。これからシゴト?」「あっ! おじさん」 彼女、前からヤツガレのことを“おじさん”と呼びます
「実は、この前、バレンタインデーで伺ったとき言おうかと思ったのですが・・」
そう、I.Nさんは毎年、2月14日にお手製のチョコレートを持参してくれます。
「私今五ヶ月なんです」と大きくなったおなかを触りながら、うれしそうな顔。
「えっ! 結婚したの?」
「昨晩、入籍してきたんです」
「うっわ〜、おめでとう!! どんな彼?」という具合に、しばらく立ち話しを・・・。
「近いうちに、改めて伺います。二人で住む家を探したいので相談に乗ってください」
「OK、いつでもいいよ。待ってるよ!」
彼女、これから勤めに出かけるところです。こんどゆっくり話しを聞くことに。
館生N.Jさんは明日、退館引越しされます。4年間にわたるドミほり生活も今夜が最後。明朝8時に引越し赤帽さんのトラックが到着する予定です。そして引越しの準備で朝から大忙しのN.Jさん。夜9時にお部屋を覗いたら、一所懸命に荷物の整理をされていました。(写真) お料理も得意、細かいことに良く気づく、明るくとてもしっかりしたお嬢さんです。すべてのシューズボックスに自身の手による靴のイラスト図が描いてあります。ダンボールへの収納もキチンとした性格が現れています。引越し荷造りしながら、フライパンとわずかな食器を最後に残し、夕食も作って食べたそうです。マルチタスクもOK.。
すぐに始まるOL生活、N.Jさんなら絶対に大丈夫。館長も太鼓判を押します。
地方から上京して、学生生活を終え、就職して、やがて素敵な人と出会い、そして結婚。どんどん成長していきます。うれしくなります。でも郷里のご両親にとっては、どんどん歩き始めていく子供の姿はうれしくもあり、寂しくもありでしょう。
それぞれ、いろいろな第一歩が始まります。みんなガンバレ!