かなりの雨
2006.10.06
まるで台風のよう、強い雨と風に見舞われた一日でした。
傘などさしていても役立たないほどです。ヤツガレも外出し、広い道に出たとたん強風にあおられビニール傘の骨がポッキンと折れてしましました。もちろん洋服やら帽子もずぶ濡れ状態でした。そこで当館ではこんな日は玄関にタオルを数枚用意しておきます。
帰館してきた館生が足を拭いたり、濡れたかばんなどについた水滴をふき取っていただくためです。写真
ヤツガレの外出の行き先は三田でした。慶應大学のキャンパスがあるところです。
いつもなら渋谷まで往復徒歩ですが、今日はこんな天気なのでバスを使いました。
さて往路のこと、途中駅でベビーカーを乗せようとするママがいました。強い雨の中の作業は大変、ヤツガレはバスのステップから手を伸ばし、ベビーカーの引き揚げを手伝いました。もちろんママからは感謝の言葉をいただきました。
さてバスが渋谷駅に着き、ベビーカーをおろすのがまた大変、ヤツガレ「手伝いましょう」と両手でベビーカーをもちバスから降ろすと、おなじバスに乗っていた中学生の女の子がカサをさしてベビーカーが濡れないようにして待ち受けていてくれています。みんなで協力、ほっとする一場面でした。
さて、帰りのこと。今度は渋谷駅から代々木上原駅に向かうバスでのこと。雨とあって車中は混んでいます。そこへ老婦人が乗ってきました。さて老婦人の目の前の優先席には中学生の男の子がデンと座っています。この中学生、浅く腰掛け、両足を通路に投げ出しています。もちろん席を譲ろうとするそぶりもみせません。そこでヤツガレ
「君! お年寄りの席を譲ってあげたら?」と多少威圧感をにじませながら警告。
するとこの中学生、案外素直に「はい、どうぞ」と老婦人に席を明渡しました。
その老婦人、座るときもバスから降りるときもヤツガレに「どうもありがとうございました。荷物が多かったもので・・・」と、よほど嬉しかったのか丁寧な挨拶をいただきました。席を譲った中学生に視線をあわそうともせずに・・。