東大合格発表
2007.03.10
今日は東京大学の合格発表日です。
去年のこの日はたしか雨でした。そういえば入試当日も雨でした。
それに比べて、今年は試験日も発表日も良い天気に恵まれました。
澄んだ青空に恵まれるか、冷たい雨に遭うか、どっちか一つ。スタートの日としてどちらが相応しいか、それは空を見上げるその人の心持ち一つなのかも知れません。
試験日から今日の発表日まで約二週間。この時間を過ごす受験生の想いはとても複雑なものあったことでしょう。
今日の発表を受け、どん底の悲しさを味わった人、晴れ晴れしく誇りに満ちた人、それぞれでしょう。でも、喜んでばかりもいられませんし、悲しんでばかりもダメです。時間はドンドン過ぎていきます。味わった辛酸が人を育てることもありますし、成功体験が人を不幸に貶めることもあります。どちらにしろ、本当の勝負はこれからです。
ある館生とヤツガレとの会話です。
「今日は合格発表日。あなたにとって二年前の今日はどんな日だった?」
「自宅でレッタクスを待っていました。それが待てど暮らせど来ない。ようやく薄暗くなってから着いて、ホッとしたことは覚えています。でももう二年前のことなので忘れました・・・・」
「人生で、かなり大きなイベント。そんなに簡単に忘れるの?」
「二十歳の人生において二年はかなり昔です。ほんの通過点でしかありませんヨ」
今年は、ドミほりに申し込まれた方からのキャンセルが一件もありませんでした。過去10年ほど振り返ってみて、このような年は一度もありませんでした。
写真は館生K.Sさんの着物姿です。別に慶事だからではありません。オペラを歌うK.Sさん、7月の舞台本番にむけ準備に余念がありません。今日はフィッテイング(衣装合わせ)だったそうです。素敵ですね。