奇跡の出会い
2017.07.13
気づくとやたらと警官が多い、制服組も私服組も。
直観でVIPの警護だと気づきました。
きっと母も喜ぶだろうと車いすを沿道に寄せ、警官に聞いてみました。
「美智子妃殿下ですか?」
警官、すこし躊躇のそぶりを見せたもののかるく頷いてくれました。
しばらくして、こんな機会めったにない“写真撮りたい”と強い衝動にかられました。
しかしカメラを向けていいものやらわかりません。
そこで勇気を出して警官に聞いてみました。
「写真撮っていいですか」
「空シャッター押して見てください」と。
そこで小生が想定している構図で一枚撮りました。それを警官にみせると
ろくに見ずに
「いいですよ」と
すると今度は私服の警官が
「わたしは警察のものです。妃殿下はクルマの左側に乗られます。写すなら反対側の歩道のほうがいいですよ」とアドバイスしてくれました。
なにやらまわりがあわただしくなってきました。
黒塗りのクルマや白バイが動きだしました。
さて持っているカメラ、ミラーレスです。迅速な対応はできません。
一度シャッター押してから次のシャッターが切れるまで1~2秒かかります。
オートフォーカスも早い動きは苦手です。
やむを得ません、フォーカスを手動にし、勘でピント合わせ、被写界深度を深くするため絞りを8に設定し、スタンバイ。
そして車列がやってきました。どの車に乗られているか近づくまでわかりません。
黒いクルマならかまわずシャッターを押しました。そして二枚目でその写真が。
ようやく撮れた本日の写真、母の見舞い中におこった出来事でした。
もちろん母も手を合わせ拝んでいました。