バス通り
2017.07.05
当館に一番近いバス停は「代々木上原」です。
渋谷に出るには便利なバスで、当館から歩いて2分ほどのところにバス停があります。
このバス通り、写真右側が渋谷区で左側が目黒区の境界を走ります。
写真の左側に二ツ橋というバス停があり、写真の奥に代々木上原バス停が、さらにその先に松陰学園前(旧 三角橋)バス停と続きます。
この通り、昔は単に“バス通り”と呼んでいたのですが、いつのまにかコスモス通りという名がつけられています。
このバス路線、けっこう由緒正しき歴史があるようです。
1920年(大正9年)創業の代々木乗合自動車が最初に運行開始した路線。
運行は渋谷と三角橋間。この三角橋というバス停、小生にはなじみ深いのですが残念なことに今では前述のとおり松陰学園前という名に変わってしまいました。
当時のバスはT型フォードの改良型で乗員11名だとか。
この三角橋に代々木乗合自動車の営業所があって、バスはここ三角橋で折り返しとなっていたそうです。
代々木乗合自動車はその後、企業合併を繰り返し1929年(昭和4年)に東急電鉄の前身にあたる東京横浜電鉄の傘下に収まっています。
現在は東急バスとなっています。(以上ウイキペディア調べ)
いまから60年ほどの昔、小生の中学への通学はこのバスを利用していました。
当時は都営と東急の併営で幡ヶ谷、東京駅間を運行していました。
今日のように道路が混んでいない時代のことです。
さてバス停にある橋でお気づきのとおり、その昔、ここには川が流れていました。
この川、江戸六上水のひとつ三田用水だそうです。
この用水で材木を運んだ名残なのか、近くには二つの材木商、牛久材木店、宇田川材木店が現存、いまも営業を続けています。
この用水の話はまた別の機会に。