非常事態
2020.06.18
	早朝の代々木公園
6月に入ってからの当館への問い合わせは過去ほとんど記憶にないことです。 
今の時期、新入生たちの住まいはとうに決まっています。新しい住まいや学校にも慣れ、五月病を乗り越え、ようやく新生活が軌道に乗り始めるころだからです。 
そんなタイミングでの問い合わせ、ここ最近で頂いたいくつかの問い合わせは、“年度途中だけど入館可能か”というもの。どうも、いまの住まいが不満のようです。 
コロナ禍の緊急事態宣言直後に帰省(コロナ疎開)できずに居残った学生は多くいます。 
彼らは、家族と離れての一人暮らしです。それが尋常ならざる地球規模でのクライシス下での自粛生活です。当然、多くのストレスを抱えます。 
学生会館側にも非常事態に適応したマニュアルにない対応が求められます。 
“安心できる学生会館”には安全や設備以外の要素が大事です。 
こんなことから一度決めた学生会館、いま一度再検討してみようということのようです。 
とはいえ学生会館とはすでに契約を交わしてあります。途中解約となるといろいろ制約がでてきます。一度、契約書を確認し管理人と相談する必要があります。 
このコロナ禍、一人暮らしを支える学生会館、その真価が問われているのかも知れません。 
今、もっとも大事なのはオンライン以外のリアルコミュニケーション、それへの対応があるか否かが問題なのではと思います。 
