雨の中の引越し
2006.02.26
朝から雨、それも時折強い雨が降る一日でした。冬季トリノ・オリンピックもあと数時間後に閉会式フィナーレを迎えます。ただただ時の流れの速さにただ驚くばかりです。
東京大学の入学試験も今日は最終日、この日のために長く苦労を重ねてきて、そしてその努力が結実しようとしています。多くの人に“お疲れ様でした”と申し上げます。
今日はT.Yさん(群馬県出身)にとってドミトリーほり最後の日となります。昨日からお母様が上京され、引越し荷造りやお掃除などをされていました。こちらもお疲れ様です。そして引越しの軽トラックが到着、20〜30分ほどで荷物の積み込みが完了。なにもなくなったお部屋を二人で掃除され、最後に退館手続きを・・・。
「ありがとうございました」とお二人。
私と家内も「こちらこそお世話になりました。ご卒業、卒館、そしてご就職おめでとうございます。OLになっても時折遊びにきてネ。お元気で・・・」
「卒業式に上京しますので、その時にうかがいます」とT.Yさんも笑顔で応えてくれました。写真は引越し荷物をいっぱいに積み込んだ軽トラックをバックに記念写真を撮らせていただきました。
入試試験が終わった夕方5時ごろから続けて4組の見学者がありました。とても申し訳ないのですが、みなさんキャンセル待ちのお申し込みの方ばかりです。少し前まで緊張もピークにあった試験からの帰りにお立ち寄りくださったばかり。本当はきっととてもお疲れなのに・・。それも冷たい雨の中をです。心から厚く御礼申し上げます。みなさんと楽しく面談をさせていただきました。ご縁があるといいですね。


昨日の雨が嘘のように晴れ渡った一日でした。今日明日は東京大学の入試試験です。そこで今朝、東大の駒場キャンパスに行ってみました。駅の階段を下りると目の前は東大駒場キャンパスの入り口。そこにはたくさんの人でいっぱいです。引率してきた予備校の先生、ついてきた後輩達に「ガンバレ!」と激励されている受験生、東大の各部の応援や住まいを斡旋する不動産やさん、などなど大勢の人垣ができています。駅から受験会場に向かう受験生はこの人垣の列を進んでいきます。両親と一緒に来て、いよいよ試験会場に向かうご子息に「じゃあね・・」と声をかける親、無言で握手する親、いままでの苦難を双方に理解し合っている姿がありました。ここでは”ガンバッテ”という言葉は不要なようです。センター試験の受験票と東大の受験票を確かめ、会場に向かう受験生。受験する本人以上に緊張した親御さんたち、構内に消え行く子供にいつまでも視線を送り、やがてどうしたら良いのか右往左往する親御さんたち、そんな姿をそこかしこでお見受けしました。