電話が怖い
2015.10.04
来季分の申込受付は来月1日からと決めました。
今日から電話問い合わせが多くなるのではと期待が膨らみます。
否応なく電話の呼び出しベルに意識が注がれます。
写真は昔の電話機です。
その昔、小生が会社に勤めていた一時期、広報部長を担っていました。
この仕事、昼夜、公私、社内外を問わず電話対応に追われる日々でした。
あるとき、自宅で寝床に着こうかというとき一本の電話がかかってきました。
その内容、あるマスコミ記者からのもので“電車の中の中吊り広告を見たがこの商品について詳しく聞きたい”というもの。突発的事件や裏付け調査のための取材ではなく、まったく急ぐ必要のないハナシなのですが時選ばず電話する記者には泣かされました。
いまから思えば当時の私は電話恐怖症に罹っていました。
さてこの広報時代、会社創業者の自叙伝を上梓することとなり、一時期この仕事にかかりきりになったことがあります。自分の生涯をじっくりじっくり想いだす創業者、そして突然記憶がよみがえるとこれまた時間に無関係に電話をかけてきました。なにせ創業者はかなりの高齢者、まだ未明のうちからエンジン全開です。
この時も電話におびえる毎日でした。
いずれも今は昔の話し。
当時、唯一気が抜けたのは通勤電車の中でした。
でも今では携帯電話があるため気が抜けるタイミングがありません。サラリーマンのみなさんご同情申し上げます。