曇り空の下での引越し
2009.02.11
今シーズン、最初の引越し退館がありました。
午後になってほんの一瞬、太陽を拝めましたが、全体を通しては一日中あいにくの曇り空、ときおり霧雨が舞う、肌寒い日でした。
引越しされるのはOさん。ドミほりでの独り暮らし4年間でした。
退館される数日前から、Oさん、すこし寂しげです。
玄関の暗証番号操作、下駄箱や郵便受け、パソコンルームでの談笑、なにげないいつもの所作、見慣れた景色を、館内や玄関、そしてお部屋、一つ一つに感慨深く、また思い出として脳裏に刻み込んでいるようでした。
そんな彼女も、いよいよ引越しする今朝、その表情はスッキリと、そしてテキパキと最後の片付けに勤しんでいました。さぁ、今日からは新生活のスタート。異なる環境への好奇心と、少しばかりの不安と、新しい部屋で始まる本格的独り暮らしへの期待感に満ちているようです。
ヤツガレの妄想ですが、Oさん、このときばかりは己の成長を実感して出来事だったでしょう。
そしてそのときがやってきました。
「いろいろ、4年間お世話になりました」
「こちらこそ。新しいところで、風邪などひかぬよう、そして安全に注意してね。いつでも遊びに来てください」
「はい。またきまーす!」
そして赤帽さんのトラックに乗り込みました。
元気でね・・・・。