プロの仕事
2003.07.04
近くのマンション建築現場、先日のタイルの話しの続編です。道路面のコンクリート壁への石積みが始まりました。石が積まれた壁の出来上がりはまるで城郭です。質感も高く雰囲気もあります。もちろん石積みといっても実際はコンクリート壁に厚さ10センチほどの石(コブだし石というのだそうです)を貼っていくものです。一枚の石は横60センチ、縦30センチ。その工程はコンクリ面に細い線を格子状に描き、その交差する箇所にアンカーボルトを打ち込み、張られた糸にあわせ、所定の箇所に穴が開けられている石を壁にあて、ボルトと穴をステンレスの針金で結び、接着剤で固定していく。こう書いても理解しにくいと思いますが、見ているとウ〜ムと唸ってしまいます。一日中繰り返し繰り返しの作業ながら、一つ一つの作業が精緻を極めています。これがプロの仕事、と感心することしきりでした。