送られてきた毛布
2012.12.07
先日、クラウドになってPCのデータ移行がとても楽になったと書きました。
今度は、そのクラウドの悩みです。
データ、特に住所録は、iPadとPCの二種のデバイスでアプリは「Mac連絡先」と「Windows Outlook」にデータ保存していました。
またPCは、ノートとデスクの二台体制で、すべてのデバイス間の同期をMacのクラウドで行っていました。
データの変更、たとえば引越や結婚による姓の変更、勤務先の変更などは、その時々に手近にあるデバイスからデータ更新をおこなっていました。
これが原因なのか、iPadの「連絡先」を開くと明らかに同一人物なのにカードが二枚、あるいは三枚、できてしまうという事象がありました。でもこれは我慢できる範囲です。
そして今回、年賀状作成準備のため住所録のメンテを行うことにしました。
まずiPadから着手。ついでに同一人物で複数カードがあるものを一つ一つ削除、一つのカードに集約しながら、住所変更などのデータ更新を行っていきました。
いいかげん作業が進んだところで念のためPCから連絡先を開くと、さきほど変更(集約)したカードが全部消えています。
大事な名簿が消えたのです。けっこうショックでした。
しかたありません。時間をかけて前年の年賀状や名刺などから消えた連絡先を復元するはめに。今度はPCのoutlook側からの作業を行いました。
結果、再びiPad上には同一人物のカードが複数できることに。
つまり元の木阿弥に近い状態に。
ただデータは最新にはなりました。
ほぼ二日、この作業に費やしました。
ただでさえ、Macはかってに名前の姓と名を入れ替えてくれます。
余計なことをしてくれるもんだ。これも悩みです。検索で見落とすことしきりです。
なにかいい方法がないのでしょうか。
ある新入館生あてに寝具が宅配便で届きました。
その館生が帰館してきたときに聞いてみました。
「これ毛布?」
「はい、そうです」
「寝る時、寒いの?」
「いえ、べつに・・」
「おうちに送ってとお願いしたんじゃないの?」
「勝手に送ってきたのです」
「でも嬉しいでしょう」
「はい、今夜はフワフア毛布です」
言葉は少ないけれど、とっても嬉しそうな笑顔でした。