20051113
2005.11.13
学生マンションと学生会館は学生専用の住まいという点で共通しています。一般的に“門限がある” “最低限の家具が備わっている”などの条件がつくと学生会館となるようです。ただ最近ではこの境界がぼやけてきています。学生会館と称していても、門限は有名無実、チエックは無いに等しく、深夜や朝の帰館もお咎めなしの会館も一部にはあるようです。この点マンションは最初から自由です。規則は緩やかですし、もちろん誰も私生活に干渉しません。この頃の社会現象なのか、学生は干渉が少なく自由度の高い住まいを理想とする傾向が見られます。最初はともかく都会生活に慣れるに従い、安心と安全を求める実家の両親の想いと住む学生さんとの間に思いの乖離が顕在化してくるようです。古き良き時代の学生寮には、寮長と学生の間に親子関係にも似た一種の緊張感がありました。そこには単なる居住スペースの提供だけでない何かがあったように思います。そのなにかを日々模索し続けているのがワタシ、ドミほりの館主です。