昔の駒場キャンパス
2018.11.19
東大駒場キャンパス コミュニケーションプラザ南館の壁面にいくつかプレートが貼ってあります。駒場キャンパスの歴史的史料です。
その中の一枚に1945年前後の航空写真があります。
上空から撮影したその写真は今から70年ほど前のこの地の姿です。この写真をよく見てみると当館、ドミトリーほりの敷地が写っています。写真A の個所
当然、ドミトリーほりの建物はまだ建っていません。
周囲は空地がおおく、どこの土地にも大きな樹木が茂り、その様相は田舎そのもので、我が家でも十数羽の鶏を飼っていたほどです。
そして写真Bは現駒場公園(旧前田侯爵邸跡)の敷地で、この写真が撮影されたころは米軍の接収下にあり、当初は米国第五空軍司令官が、1951年からは極東司令官リッジウエイの官舎となっていました。
以前にも書きましたが、小生が子供だったころこの玄関にはMP(ミリタリーポリス)二名の衛視がカービン銃を持って直立不動で立っていた姿が思い起こされます。
当館から歩いてニ三分ほどの距離にあるこの歴史的建造物は、いまでも健在、一見の価値ありです。約二年の及ぶ改修工事で往時の姿への復元が終わったばかりなのです。
写真Cは東京大学駒場キャンパスです。昔はグラウンドが整備されておらず土のままで、少し風が強い日には我が家にまで土埃が飛んできていました。
写真Dは、現在のバス停「東大裏」あたりです。大きな三叉路で、今でいうラウンドアバウト型交差点(ロータリー式交差点)があったことがわかります。