門限が便利
2018.12.18
前回「門限」のことを書きました。今日は、この門限についての追記です。
地方での暮らしでは、門限23:00と聞いて、“そんな遅くまで・・・ありえない”と思われる方が大半です。
ところが都会で暮らし始めると、この23:00がまだ宵の口だと知ります。
日付が変わろうとしているのに、どこのターミナル駅も人で一杯。電車の中も、とても混雑しています。街から人が消えるのが深夜という予想は大きく外れます。
サークルやクラスの集まりなどで、ワイワイ盛り上がる中、「あの、私、門限があるので先に帰ります」とは言いだしにくいのです。
全員が楽しんでいる中、ひとり時計を見ながらヤキモキ焦る自分がいます。
“門限さえなければ、もっと楽しい時間共有できるのに・・・”と思うのもやむなしです。
ところがこの門限をうまく逆手に使うことを先輩館生たちは知っています。
普段から周囲に「私って寮暮らしだけど門限が厳しくて大変なの」とアピールしまくります。こうすれば宴席でも時間近くなると友達のほうから「そろそろ帰った方がいいわよ」となるのです。付き合いわるいヤツと思われることもなく、むしろ課題処理やリポート作成、教材や本の読み込みの時間が確保できる、さらにはキチンと睡眠時間が確保できるなど、門限がもたらす効用は大きい、とドミほり暮らし4年を超える館生たちの声でした。