ドミトリーほり 館長ブログ

社会適応力

2019.02.04


小生が大学生だった、おおよそ60年も前のこと。平成も終わろうとしている今の感覚からすれば半世紀以上の昔は“ほぼ明治”と映るでしょう。当時の学生のスタイル、おお括りにすると“勉強”するヤツか“スポーツ”だけのヤツ、あとはノンポリで雀荘ばかりに行っているヤツしかいませんでした。こんな時代ですから、就活となるとスポーツをやっていた学生が俄然有利でした。要するに企業はアタマを使うヤツより体力に優れるヤツが使える人材だと考えていました。
運動部に属していた学生なら“根性”があるだろという単純さです。

さて時代が変わって、今の学生は“勉強も”“運動も”です。たしかに運動やスポーツからは想像力・創造力が磨かれます。きっと相乗効果が働くのでしょう。 就活で運動系の学生がモテルのは今も昔も変わりません。ただ今日、採用側が期待するのは運動で鍛えられた体力・精神力よりも、部活で学んだ、よりよい組織のチームリーダーとは、またメンバーの在り方などに経験や学習があるからなのでしょう。

しばらく前に日経新聞の「春秋」欄で読んだ記事を思い出しました。
『雪と氷に囲まれた南極の基地。閉じた空間で厳しい環境を生きる観測隊員は、知性や技能だけでは務まらない。体力。耐久力。粘り。さらに、お互いに「うまくやっていく」能力が不可欠だ』
『“家族以外の人との生活空間の一部を共有すること、価値観の異なる人との同居には必ず大小のトラブルは必ず起こる。非家族型の同居生活が心の筋肉を鍛える道場になっている』『立場の異なる人たちの同居を通して譲歩や妥協の技術を身に着けていく』
こういう内容の記事でした。
いささか宣伝みたいになりますが、ドミトリーほりでは館生同士や館長とのコミュニケーションを重視しています。スマホの画面で交わされるコミュニケーションだけでは社会適応力が磨かれないからです。

数年前のこと、就活中のあるドミトリーほり館生が無事に内定を得たときのこと。
その館生が、履歴書の住所欄に女子学生会館ドミトリーほりと書いたことが高評価につながったと、先輩OGから聞かされたそうです。きっと社会適応力が高いと評価されたのでしょう。


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