キチントさん
2022.03.15
今シーズン6回目の引越し退館がありました。
今日、4年間のドミほり生活に別れを告げる彼女の印象は特別です。
それは彼女のお部屋の整理整頓が実に見事だったことです。キレイさんは当館トップクラス。ある日のこと急な要件で彼女のお部屋に入らせてもらったことがありました。
急なお願いにも関わらず彼女は嫌な顔一つしません。「どうぞ」のひとつ返事。そして入ってみたときの驚きはいまでも忘れません。ベッドの上の布団はきれいに畳まれています。床には何も落ちていません。
急に“お部屋に入らせて”と言えば、ほとんどの館生は
「エッ、ムリムリ。散らかっているので絶対ダメです」と返ってくるのは確実。
彼女はいつも身だしなみがキチンとし、他人の話しも注意深く聞く、そんなタイプなのです。
ですから引越しと言っても慌てません。当日の朝にはしっかりとパッキングされ、すぐにも搬出可能な状態になっています。彼女一人でも引越しに支障がないのに、同じサークルの友達二人が手伝いにきて、さらに父親も加わっての引越しは、なんと15分で終了してしまいました。それでもお父様から出た言葉は「入った時は数個の段ボールだったのが、こんなにもモノが増えるなんて!」と驚きの一言でした。