消え行く”もったいない”
2006.03.06
少し風が強いと思っていたら、「春一番」だそうです。たしかに・・・、あったかです。4月中旬の陽気だそうです。
水道局から漏水検査の係員が来ました。前にヤツガレがお願いしていた検査です。各室内を回ってキッチンと浴室とトイレを検査していきました。調査はなにか検査器具を持ってくるのかと思っていたら、目で見ての検査です。
ポタポタ垂れているか、トイレのタンクに絶え間なく水が注がれているか、をチエックしているだけ。えっ! そんなんじゃ素人の私だってわかるヨ!そんな検査じゃと言うと、「あとは水道工事業者さんで見てもらってください」「局としてはここまでです」と。
“なんじゃこりゃ”でした。
一部のお部屋の家具を入替ます。空いたお部屋の古くなった家具の処分です。まだ十分使える家具の再利用と有効活用をと考えました。「もったいない」というわけです。チラシで知った買取業者さんに来てもらいました。さて彼ら家具を査定するなり
「これらは引き取れません。どうしてもなら1万円いただきます」
「えっ! 」
「廃棄処分するのにお金がかかります」
「じゃ結構です」と断ってしまいました。なにか釈然としません。
家具はあきらめ、ある館生さんの冷蔵庫も査定してもらいました。この館生さん明日、母国に帰ります。この冷蔵庫10月に購入、数ヶ月しか使用していない新品同様のモノ。でも査定結果は、たった1500円。あまりに安いので、「ただで友達に譲ったほうが良い」ということに・・・・。
ところがそんなにタイミングよく“冷蔵庫が欲しい”という友達は見つかりません。それに送料が少なくとも3000円はかかります。
その館生さんの目は、「館長さんに差し上げますから、必要な人に差し上げてください」と訴えています。でももし引き取り手がいなかったら処分費用に4800円もかかります。
結局、業者さんに1500円で引き取ってもらうことにしました。つごう6300円。
再生にはコストがかかる、壊してゴミにするほうが合理的というわけ。「もったいない」は今の時代には合わないのか。行政が資源の再利用促進をと言っても、世の中の仕組みがそうなっていない。なにかチグハグです。局所最適全体最悪です。