風邪に効く特性スープ
2006.04.25
どんよりした曇り空で一日が始まり、やがて太陽が明るい日差しを射し始め、しかし昼過ぎ突然に空は真っ暗に、そして雨、カミナリまでが。夕方になって再び太陽が顔を出してくれたものの風は冬のような冷たさ。目まぐるしく陽気が変わる一日だった。
大半の館生が登校したあと館内のバキューム清掃に取り掛かった。このとき晴れていたのですべての窓を開け、空気の入れ替えを行ったが、すぐに窓を閉めて回る羽目に。
変動の激しい陽気が続いたためか風邪気味の館生が多い。希望者にはヤツガレ特性のスープを提供している。かなりクセのあるスープで好き嫌いがハッキリする。ネギ、セロリ、エシャロット、しょうが、にんにく、それに唐辛子を、約一時間煮込んだあと、これを濾し、同じ野菜を5ミリ角に切ったものを入れ、最後にコンソメの素とワインを入れ、ひと煮たちして出来上がり。このスープ、美味くはないが見事に風邪に効くとヤツガレは思っている。効くはずなのに・・・、だがこれまでに二度目のリクエストを受けたことがない。
夕方、両足首にそれぞれ1.5キロのオモリをつけて渋谷へ買い物に出かけた。東急ハンズ、ビックカメラを回って、最後に東急デパートの地下食料品売り場に寄って往復約1時間。館に戻って、さて少し休憩でもと思ったところ、新入館生のI.Nさん
「いまワタシ時間があるので、下北沢に行く道を教えてください」と
I.Nさんには、日曜に原宿と渋谷に自転車で道案内したばかり。この街に慣れ、好奇心の対象がどんどん広がってきているようす。
「なにか着るものを買おうかと思って・・。下北沢は安いらしいですね・・・」
「OK、すぐ行こう」と、ヤツガレ“ここで休んでは体力増強にならない。この声はまさに天の声”と自身を納得させ、勇躍案内してきました。もちろんさすがにオモリは外しました。I.Nさんを一人下北沢においてヤツガレは戻ってビールを・・・。
そして夜8時ごろ、I.Nさん気に入ったTシャツを買って無事に帰館されました。