ノド元過ぎれば・・・・
2006.06.06
「ノドが痛くて・・・、近くに腕のいい医者いますか?」
朝7時少し前、ある館生が窮状を訴えてきた。
話しは二日ほど前にさかのぼるが、夜帰館した彼女はマスクをしていた。
「どうしたの?」と聞くと
「少しノドが痛いので・・」との返事。
「お医者さんに行く?」
「大丈夫です。これから寝ます」
休養が一番。家内がノドに利くと言われる“ダイコンあめ”を作り届ける。
そして話しは今朝に繋がる。
「ず〜と寝ていました。でも痛くてたまらない。近くにウデの良い医者は?」
ウデが良いかどうかの判断は難しい。懇切丁寧な説明を重視する医者、口数少なくてバッサリ措置優先の医師、患者側の好みによって評価は違ってくる。
それに彼女は“ダイコンあめ”が嫌いだったらしい。
「えっ、ウデ? う〜ん、ウデといってもネ・・・。大きい病院に行く?」
「大きい病院はダメです。行きません」
「近くに耳鼻科で評判のいい医者がいる。だけどまだ開いていないし・・・」
「ガマンできないようだったら、救急にする?」
「大丈夫です。あと一時間ほどなら待てます」
ということで、一時間後に家内と一緒に近くの医院に行った。そして心配された結果は
「口内炎でした。痛み止めと化膿止めのクスリをもらってしばらく通院します」
あぁ良かった。これで一安心。
ところで彼女はこのことを両親には報告していない。「話すと怒られるから」だそうだ。ヤツガレとしても早めに教えておいて欲しいところだ。なんとか一人で解決しようとの思いのあまり、ムリなガマンや勝手な自己判断をしてしまう。今回は事なきを得たが何事も早め早めのホウレンソー(報告・連絡・相談)が大事だ。良い勉強になっただろう。だが待てよ、喉もと過ぎればナントヤラという言い伝えもある。