冷房のないオフィス
2006.07.14
蒸し暑い! とにかくムシムシ、着ているTシャツもジトジトだ。
このごろクールビズということで街でもネクタイ姿が減ってきている。テレビに映る閣僚や総理大臣が率先してネクタイをはずした効果だろう。だがまだ、得意先まわりなどを主な仕事とする人にとってネクタイは簡単にははずせないようだ。依然としてネクタイにスーツ姿や制服姿で汗だくの男性を見かける。この暑さではと同情する。
ヤツガレの会社員時代は当然、ネクタイに背広だった。当時ではネクタイをはずすなんて考えられない時代だ。ヤツガレがまだ若かった頃のこと。会社は夜や休日は冷房が入らなかった。休日出勤していたある夜のこと、耐えられないのでYシャツもズボンも脱いで残業をしていたときのこと。もちろん窓は全開、そこへ大きな歓声が聞こえてきた。それはなんとキャンデーズさよなら公演の歓声だった。会場は会社から数キロ離れた後楽園球場、歌は聞こえないがウォ〜という地響きのような歓声がウネリとなって聞こえてきたのだ。会社の中を下着姿で働くなんて、いまではまったく考えられまい。
へんなことを急に思い出した。キャンデーズ解散をネット調べたら1978年4月のことだった。ヤツガレが入社して12年も後のことだ。
会社員時代、高温多湿の国で、まったく役に立たないネクタイをどんな理由から着けなければいけないのかと疑問に感じていたことを思い出した。
ヤツガレ、退社後は冠婚葬祭以外一度もネクタイを着けたことがない。Tシャツに慣れた今では、とてもネクタイに背広なんて考えられない。慣れるとはいとも簡単なことだ。
「もう少し暑くてもいいから、湿度を下げてほしい」とはある館生の弁。
まったくそのとおり。降るならドシャと思いっきりの雨、でも降らないならカラッと晴れて欲しいと思うのは誰しもだろう。
午後2時、当館前に消防車が横付けされた。今日は消防署の立ち入り検査の日だ。5〜6年に一回のわりで実施される検査。係官3名が当館内を検査、もちろん不備欠陥はない、改善事項もない。最後に玄関で記念写真とあいなった。写真左
夕方、近くのcaféに行ってみた。ここでアルバイトをしている館生がけなげに働いていた。効きすぎるほどの冷房の店内で。写真右