東大試験日
2007.02.25
昨日、東京は快晴、冷たい北風がけっこう強く、本来の真冬らしい一日でした。
そして今日、昨日に続いての青空、風はそれほど強くはありませんが寒い朝を迎えました。
さぁ、今日と明日の二日間、最大山場の国公立の入試日です。
試験会場の一つ、東京大学駒場キャンパスに行ってきました。
受験生の入場は午前8時20分。その5分ほど前に着きました。駒場東大前駅改札口から東大正門前広場まで、沢山の人だかりです。
受験生、付き添い役のご家族、予備校、高校の関係者に加えて東大の応援部やアメフト部員が「受験生、ガンバレ! ガンバレ!」と声を張り上げています。
大勢の人ごみの中には不動産屋さんの姿も結構みます。早くも合格を前提に、住まいを決めてもらおうと当て込んでいます。この光景、毎年繰り返される、いわば風物詩でもあります。3月10日の胴上げシーンはもっと風物詩ですね。
さぁ、8時20分。いよいよ入場開始です。入場は受験票を持つ受験生に限られています。引率してきた塾や高校の先生や先輩、そして一番心配しているご両親たちと、ここでしばしのお別れです。
ご両親にしてみれば、この日、この瞬間を迎えることに万感の想いがあることでしょう。
子どもから「東大を受ける」と宣言された日から、この日まで筆舌に尽くせない苦労があったに違いありません。
背中をやさしく叩き、「さぁ、頑張って行きな!」と試験会場に送り出し、子どもの後姿をみつつ涙ぐむご両親の姿。また一人ポツンと残ったお父さん、あるいはお母さん、携帯で正門の写真を撮り、留守居の家族あてに、“無事に会場に入っていったヨ”とメールを打つ姿をそこかしこで見かけました。
去年この試験を経験したドミほり館生1年生に聞いてみました。
「今日、入試だけど、去年のこと思い出さない?」
「あっそうか・・・。去年? 忘れちゃったな。ノド元過ぎればなんとやら・・・・ですね」と
そんなもんです。
別の館生は
「試験初日が終わってホテルに戻って、テレビをみていました」と、開き直り効果をあげる娘もいます。さて、受験生、今夜はどんな過ごし方をしているのでしょう。