ちょっとだけホームシック
2007.04.18
連日、同じような天気。午前中は曇り、午後から雨、そして肌寒い陽気。
これでは、気分のテンションもあがりません。低く垂れ込めた雲のように・・・・。
館内のバキューム清掃をしていたとき、新入館生のT.Hさん(福井県出身)がちょうど洗濯するところにバッタリと遭遇。
「ホームシックになっていない?」と聞くと・・・・・
「まだ大丈夫です。でも五月の連休には帰ってこい、って言われてるんです」
「毎日ずーっと一緒だった家族がいないのだからご両親は寂しいヨ・・・。きっと」
「そうかもしれませんね」
本人も郷里に帰れることを楽しみにしているようです。
新入館生、当初、憧れていた東京での一人暮らしを満喫。でもしばらく住んでみると東京の水はそんなに甘くないことが徐々にわかってきます。知るほどに心細さが募るこの頃です。
夜、帰宅した新入館生T.Aさん(熊本県出身)にも聞きました。
「どう、寂しくない?」
「うぅん、ちょっとだけホームシックかナ」
まだ家族のぬくもりが忘れられず、すこしばかり幼さが垣間見える新入館生たちです。
去年、おなじような状態にあった先輩格のドミほり二年生のある館生さん、今ではすっかり東京の水になじんでいます。わずか一年ですが、当時と比べ、ずーっと大人になっています。
新入館生のときは、毎晩、お母さんと電話で話していた報告も、いまではパッタリ。
ときおり、ご両親からヤツガレや家内に電話がかかるほどです。
「娘は学校に行っているんでしょうか? メールや留守電入れても、なしのつぶてなんです」「大丈夫ですよ。今朝も 『いってらっしゃーい』 と声を掛けたばかりです」
新入館生のみなさん、まだまだですよ。これからがホームシックの本番です。五月の連休を郷里で過ごし、また一人東京に戻ってきたときが一番ホームシックに陥るときです。