Summer of Shibuya
2014.08.19
合宿や旅行に出かける人、これから帰省や旅行に出かける人。
館内は行き来の多い日が続きます。
ある館生が帰館。なにかあったのか今にも泣き出しそうに。
「お帰りなさい。どうしたの?」
「・・・・・」
「家族と別れて急に寂しくなったんだ・・・」
「えぇ。これからあまり会えなくなると思うと急に・・・」
大学二年生。秋から新学期、授業もこれまでより重くなります。
リポートや課題も多くなります。忙しくなります。
大学4年間の折り返し地点を迎えようとしています。
後半の二年間は、就活と卒論。そしていよいよ社会人への道を歩み始めます。
この涙、一種の成長痛でしょう。
もう一人、今度は帰省してきた新入生に聞いてみました。
「お帰りなさい。どうだった実家は? 美味しいものは?」
「普通の煮物とかが一番美味しかった!」
「それはお母さんの手料理?」
「はいそうです」
とても嬉しそうな表情で答えてくれました。
家族のアイデンティティは家庭料理の味なのです。