2020.01.23
本郷キャンパスはめっきり学生が少なくなりました。
きっと他大のキャンパスも似たような雰囲気になっていることでしょう。
昼過ぎ、ある一年生館生Yさんが帰館してきました。
「今日も試験でした」
「できは?」
「たぶん大丈夫、単位は落としていないと思う!」
そして夕方、この春から三年生になる館生Oさんが帰館。
「試験は全部終わったんです。でもリポートが二つあって今日から四日間、一日4コマ、合計16コマの補講があるんです」
補講の原因が教授にあるのか学生になるのか聞きそびれましたが。これは疲れます。
同情します。めげずにガンバレ!
そしておなじく春から3年生になる館生Nさんの帰館。
「リポートだけ残っているんです。でも三つの内二つは終っていてあと一つだけなんです」
みんな真面目に与えられた課題に真剣に取り組んでいます。
2020.01.22
就活中のある館生が帰館してきました。
「おかえりなさい。どうですか?」
「ちょっと聞いてください! 理不尽です」
今日は面接だったのです。
「どうしたの? なにがあったの?」
「この企業の選考、すこし変わっていて、別の学生のプレゼン内容を他の学生がまとめてホワイトボードに板書するという方法なんです」
「それで?」
「私に、プレゼン内容をまとめて板書する番が回ってきたんです。ESに基づいてプレゼンするその学生、いきなり『忘れました!』と言い放ったのです。もちろんプレゼンが成り立ちません。もう私茫然としました。これで選考だなんて、こんな理不尽なことってあるんですか!」
もう怒り心頭です。気持ちわかります。
思いっきり愚痴ってください。なんなら強烈なビンタの一二発、館長がくらってもいいです。
あとに残らないならお安い御用です。
こんな憤懣の受け皿も館長の仕事の一部なのです。
そして別の館生、二年生が帰館してきました。
「おかりなさい? どうですか?」
「今日で試験は終りました。でもリポート提出が二つあるんです」
まだまだ気を緩めることできません。ガンバレ!
かわいいチャンチャンコを着てパソコンルームで試験勉強に励むのはこの春に卒業を予定の館生です。当然、就職先も決まっています。残すは単位取得と卒業式だけなのです。
ガンバレ!
2020.01.21
「内定辞退代行」
こんな商売があることにビックリです。
SNSに頼りすぎてリアル人間との会話に苦手意識が生まれているのではと心配になります。
ひとつの例ですが、ドミほり館内では次のような会話がしばしば交わされます。
「館長、お願いがあるんですけど。来週の月曜日の朝、早朝に門を開けてもらえませんか」
「いいけど、どんな理由?」
「部活の試合なんです。集合が6時半なので6時まえに出たいんです」
「了解、ちゃんと起きれる? モーニングコールしようか?」
「大丈夫です。目覚ましニ個あります。今回の合宿の責任者になったんです」
「それじゃ遅れるわけにいかないね。ガンバレ!」
文字にするとどうってことない会話です。
簡単なやり取りですが、最近の若い人にはこのような会話が不得手、とくにお願い事となるとなおさらという人が増えているように思います。
問題はコミュニケーションスキルです。
キライな人だから話したくない、相手が年上なので敬語が必要、分野が違いすぎるので話しても解らない。こんな理由からでしょうか避けるコミュニケーションスキルばかりが磨かれる。これは日頃の鍛錬が不足しているとしか言いようがありません。
当館のような学生会館、学生寮の良い点は、価値観の異なる人と話す機会が多いということです。廊下や洗濯場での偶然の出会いはラインやツイッターのコミュニケーションとはまったく異なります。
ここは自身コミュニケーション能力に磨きをかける都合の良い場所なのです。
2020.01.19
センター試験の最終日です。そして最後のセンター試験でもありました。
受験生のみなさん、お疲れ様でした。
試験のデキは聞きません。いつもと同じにしましょう。
「お疲れさん! お風呂に入る?」
人生ゲームだとすれば一つコマを進めたことになります。
次のステージの狙いをどこにするか考えなければなりません。
分かっています。
でも今日だけはゆるーくしましょう。
2020.01.18
代々木公園
センター試験初日です。
東京は朝から冷たい雨が降っています。ときどき雪が混じる寒い日になりました。
受験生のみなさん、頑張ってください。
インプットした知識を、若い力と気力の全てを出し切ってください。