門限ランプ
2022.09.21
当館には外出表示ランプ黒板があります。
ランプが点いていれば帰館済、未点灯ならばまだ帰っていないことを表示する黒板です。
毎晩、門限時にランプの点灯を確かめ“門限あり館生”全員の帰館を確認します。
たまに門限をすぎているのにランプが点いていないことがあります。
一つは単に点け忘れのケースです。内線インターホンで連絡して在館を確認します。
別のケースでは携帯に電話をすると「スミマセン今から帰ります」と平謝りに。
門限を忘れるくらいに盛り上がってしまったようです。
同じようなケースで「あっイケナイ! 合宿にきています。連絡わすれました!」と
いずれも連絡がつき無事でいることが確認できたので安心の結果になります。
さて連絡がつかない場合が大変なのです。心配が大きくなります。
過去のこと、門限をとうに過ぎてからパトカーで帰館してきた館生がいました。トラブルに巻き込まれ警察の事情聴取を受け、外部との連絡が一切できない状態だったようです。本人にケガもなく事件性も無かったのですが事態がわかるまでが大変でした。
さてこの黒板のランプが経年変化でしょうかガタつきが出てきました。
この黒板、特注品なのでどこに相談していいやら困っていました。黒板製作はもう二十年ほど前のこと。当時の担当者の名刺を探し出し、その会社「東京黒板製作所」に連絡してみました。担当者はすでに在職されていませんでしたが別の担当者二名が、今日わざわざ訪ねてきてくれました。黒板を分解してランプのネジを増し締めして一件落着。
それにしても、ここまでアフターケアしてくれるとは思ってもいませんでした。