東京都渋谷区・代々木上原の女子学生寮

女子学生会館ドミトリーほり

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ドミトリーほり 館長ブログ

館生それぞれの性格

2006.03.02

水周り清掃は半年に一回実施です。作業は全館生のお部屋に業者さんが入って行います。作業をスムースに行えるよう、また薬剤が食器類にかからないよう、食器や洗面道具類をあらかじめ片付けておいてもらいます。
さて当日、清掃開始! ということでお部屋に入ると思わず「えっ!」と驚くことがあります。キッチンや浴室内のモノが整然と片付けられ、すでにキッチン・シンクや、浴室内がピカピカに磨かれている。他人が入るからでしょう、事前に掃除してあります。おそらくこれは“身だしなみの一つ”と考えているのでしょう。感心です。
 「業者さんのシゴトだから、やらなくていいよ」と言っても、身についた習慣になっているようです。
一方で、作業開始寸前まで片付けができていない館生もいます。
「さぁ、あなたのお部屋の番ですよ」とノックすると。
「ちょっと待ってください。いま片付けますから・・・」と悲鳴に似た声が・・・。
「あらかじめ連絡してあるでしょう。どのくらい時間かかるの?」
「すみません。あと一時間ぐらい・・」 
やむなく作業のローテーションを変えることに・・・。こんなタイプの人、どこの世界にも一人や二人必ずいます。いつもドタンバでの対応。最終的に誰かが見かねて手を貸す、こんな経験を重ねて、“なんとかなる”という思考が身に染み込んでいる。迫らないと行動しないタイプで、全てにオオマカさが見えてきます。
世の中はバランスが取れていて、こんな時、前日から用意ができているお部屋があるおかげで順番の入れ替えができてしまいます。やっぱり結局、なんとかなっちゃう。
別のケースもあります。室内に入ると、ホコリぽい空気が鼻をつきます。足を踏み入れようにもモノの散乱で足の踏み場がない。テレビの上や積まれた本・書類の上にはホコリがうっすら積もっている。ほとんど換気もされておらず、室内にはカビすら見えます。日常の整理整頓ができていません。
よくぞこんな空間で食事をし、睡眠が取れるものだと感心します。
サッシ窓ガラスの結露、ガラスに付着した黒い斑点状のカビ。バスルームは髪の毛が散乱、そして洗面台にもカビが・・・。
 もちろん、本人には注意を申し上げます。
「忙しいから・・、なんて理由にならないヨ」
「身の回りの片付けはセルフコントロールの一つ。大事の成就は小事の積み重ね。将来のためにもそのクセ直したほうがいいよ。第一に健康を害するヨ」と、笑顔を交え多少きつめのお説教も・・・。
「はい、はい、わかっているんですけど・・・」と、これも毎度のこと。
じつに館生の性格はさまざまです。さて、この話し、後を引いて、家内とお互いの性格のなじりあいになりました。双方、どんなタイプかはみなさんのご想像にお任せします。


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