東京都渋谷区・代々木上原の女子学生寮

女子学生会館ドミトリーほり

03-3467-6809(受付時間:平日9:00~20:00)

ドミトリーほり 館長ブログ

ピアノ演奏

2006.03.03

いろいろな事が起こります。想定外なことも・・・。あるお部屋のユニットバスの水が突然に出なくなりました。蛇口をひねっても水がでないのです。それも予兆らしきもの一切なし。同じ配管系統のキッチンはなにも異常がありません。原因は蛇口近くの管にあるようです。そして今日、その修理を行いました。ユニットバスのパネルをはずし、給水管を抜いてみると蛇口近くの真鍮製のエルボー(90度に曲がった)管に鉄サビが詰まっていました。原因がわかれば簡単で、管の交換で一件落着です。
ユニットバスメーカーから派遣されてきた職人さん2名、水道やさん1名、そして工務店の人合計4名という大掛かりな布陣で臨みましたが、結果は大山鳴動鼠一匹ってやつでした。人間の体にたとえると血管にコレステロールが溜まったようなものだそうです。
詰まった管をしげしげと見つめ、“やっぱり油モノの食事は控えよう”と反省させられた一件でした。
夕方、ある館生さんがパソコンルームでピアノを弾いていました。その館生さん
「ちょっと録音したいので音を出してもいいですか」と・・・・。
普段はほかの人に迷惑にならないようヘッドホンで弾いていただいていますが、そのときはほかに誰も居ません。「どうぞ、大丈夫ですよ。それにどんな音楽か聞きたいし」と、弾いている曲を聴かせてもらうことに。それは、とてもキレイな旋律、優しく、そしてなんとなく晴れやかな気分になる曲でした。聞くと、自分で作曲した曲だそうです。いちいち楽譜に落とすには手間がかかる、というわけでボイスレコーダーに録音しておくのだそうです。いつかヒマをみて楽譜におこすつもりだそうです。ドミトリーほりから名作曲家が生まれるかも・・・。そう考えるとなぜかうれしくなりました。


館生それぞれの性格

2006.03.02

水周り清掃は半年に一回実施です。作業は全館生のお部屋に業者さんが入って行います。作業をスムースに行えるよう、また薬剤が食器類にかからないよう、食器や洗面道具類をあらかじめ片付けておいてもらいます。
さて当日、清掃開始! ということでお部屋に入ると思わず「えっ!」と驚くことがあります。キッチンや浴室内のモノが整然と片付けられ、すでにキッチン・シンクや、浴室内がピカピカに磨かれている。他人が入るからでしょう、事前に掃除してあります。おそらくこれは“身だしなみの一つ”と考えているのでしょう。感心です。
 「業者さんのシゴトだから、やらなくていいよ」と言っても、身についた習慣になっているようです。
一方で、作業開始寸前まで片付けができていない館生もいます。
「さぁ、あなたのお部屋の番ですよ」とノックすると。
「ちょっと待ってください。いま片付けますから・・・」と悲鳴に似た声が・・・。
「あらかじめ連絡してあるでしょう。どのくらい時間かかるの?」
「すみません。あと一時間ぐらい・・」 
やむなく作業のローテーションを変えることに・・・。こんなタイプの人、どこの世界にも一人や二人必ずいます。いつもドタンバでの対応。最終的に誰かが見かねて手を貸す、こんな経験を重ねて、“なんとかなる”という思考が身に染み込んでいる。迫らないと行動しないタイプで、全てにオオマカさが見えてきます。
世の中はバランスが取れていて、こんな時、前日から用意ができているお部屋があるおかげで順番の入れ替えができてしまいます。やっぱり結局、なんとかなっちゃう。
別のケースもあります。室内に入ると、ホコリぽい空気が鼻をつきます。足を踏み入れようにもモノの散乱で足の踏み場がない。テレビの上や積まれた本・書類の上にはホコリがうっすら積もっている。ほとんど換気もされておらず、室内にはカビすら見えます。日常の整理整頓ができていません。
よくぞこんな空間で食事をし、睡眠が取れるものだと感心します。
サッシ窓ガラスの結露、ガラスに付着した黒い斑点状のカビ。バスルームは髪の毛が散乱、そして洗面台にもカビが・・・。
 もちろん、本人には注意を申し上げます。
「忙しいから・・、なんて理由にならないヨ」
「身の回りの片付けはセルフコントロールの一つ。大事の成就は小事の積み重ね。将来のためにもそのクセ直したほうがいいよ。第一に健康を害するヨ」と、笑顔を交え多少きつめのお説教も・・・。
「はい、はい、わかっているんですけど・・・」と、これも毎度のこと。
じつに館生の性格はさまざまです。さて、この話し、後を引いて、家内とお互いの性格のなじりあいになりました。双方、どんなタイプかはみなさんのご想像にお任せします。


いただいたm&mグッズ

2006.03.02

 
今日から各室の水周り清掃、再開です。当館以外の現場もあり、やりくりのため数日間、当館の作業はお休みでした。再開初日の今日は社長が登場、“社員旅行(ハワイ)のお土産”と、m&mグッズをいただきました。ウレシィ〜・・・。さっそくディスプレー棚に飾りました。【写真】 そういえば、この前、代々木上原駅前の焼き鳥屋「錦」で飲んでいたら、カウンターにm&mの貯金箱が置いてありました。貯金箱は初めて見ました。珍しい。ここはなじみの店、ヤツガレだってご贔屓客の一人、「ママ、この貯金箱ちょうだい!」と迫ったのですが、「これは孫とラスベガスに行ったとき買ったもの。思い出の品だからダメ」とケンモホロロ。これは長期戦でいくしかありません。
 当館のコレクションm&mグッズ、正確に数えていませんが100個近くになったと思います。まだまだ欲しいm&mグッズですが、おばあちゃん曰く「どうするの! 置く場所ないよ」と、まあなんとかなるでしょう。
 退館引越し後の空室となったお部屋のクリーニングを家内と二人でやってます。数日前までここに住んでいた館生に思いを寄せながら・・・。家内の担当は壁や床、キッチンとユニットバスです。雑巾と掃除機、それに数種類の洗剤が家内の部下です。ヤツガレの担当は窓サッシ、換気扇、エアコンなど。ドライバーやレンチなど工具類を用いる作業がメインです。何回も上がり降りする階段、あぁシンド。懐かしいナ、部下がいた会社員時代。
下段の写真は取り外したエアコンの部品です。左がカビで汚れた状態、右はヤツガレが洗浄したアトのモノ、どうです、これなら安心してエアコン使えるでしょう。


荷物の積み込みウルトラ技

2006.02.28

 今シーズン4回目の退館引越しでした。卒館されるのはK.Hさん(山口県出身 写真 黒いコート姿)。引越し先はなんと山形県。ご本人の強い希望から山形県内の企業に就職が決定したのは昨夏のこと、そしてすぐに3月9日から入社前研修がはじまるのだそうです。というわけで今日、山形に向けて出発となりました。
当館今月だけで4回の引越し全てを担当された赤帽さん(写真のおじさん 白シャツ姿)、今日は山形までロングドライブです。引越しシーズンなので結構忙しい様子。昨晩も最後の運送を終え自宅に戻ったのは午前1時だったそうです。気をつけてくださいね。居眠り運転なんてなったら大変です。今回はK.Hさんは昼の飛行機で山形に向かうので荷物とは別、軽トラックに同乗ではありません。それはそうでしょう、若いお嬢さんと見知らぬオジサンと二人、小さなトラックで楽しく盛り上がってのロングツーリングとは、どう考えてもなりませんものね。
写真は荷物の積み込みを心配そうに見ているK.Hさん。一所懸命に積み込みを考えている赤帽さん、右端の写真は最後の退館手続きの様子です。もちろん左側のおじいさんさんがヤツガレです。何回も何回も挨拶しながら別れを惜しむ双方でした。
何度見ても荷物の積み込みは面白い。カーゴスペースに適度にきっちり収まるのがベター。スカスカに入れては走行中に荷崩れがして、荷台の中を荷物が転がりまわることになりかねない。そこが難しいところ。
 ヤツガレと家内は積み込みの様子を見ながら・・
 「あのフトンの上にラックを乗せるのだヨ」と知ったかぶりのヤツガレ。すると家内が
「ちがうわよ。ラックの上にフトンがくるの!」
聞こえているのに無言の赤帽さん。心中で「黙ってミテロ!」と言っていたに違いない。
なんとラックの隙間にフトンを押し込んだではありませんか。これって二人の会話を聞いていて、双方納得の案を編み出したウルトラ技なのかも。


連日の引越し退館

2006.02.27

ドミトリーほりは今日も退館引越しがありました。多くの館生と同様に、今日退館されるN.Mさんも、昨日からお母様が泊まっていました。もちろん引越しの手伝いのためにです。荷造りにお部屋の掃除、きっと昨晩は遅くまで大変だったでしょう。
「おはようございます。大変でしたでしょ。お休みになれましたか?」と伺うと
「良く寝れました」とお母様。きっと長旅、買い物、荷造り等々で疲れておられたのでしょう。推測ですが、横になったトタンにグ〜、グ〜と休まれたのでしょう。引越し業者さんは、今回もなじみの赤帽さんです。もう十年ほど前からの付き合いです。当館のお部屋の様子や荷物搬出注意事項やルートなど、すっかり任せておけます。ベテランです。荷物の搬出と積み込みは、おおよそ30分ほどで完了。今回の引越し先は同じ上原というわけで、一度新居に荷物を搬入され、再び当館に戻られ、退館手続きをしていただきました。そして、今回も最後に記念写真を撮らせていただきました。
「お元気でいてください」
4月入館予定の方からメールをいただきました。25、26日の試験はそれなりに手応えがあったそうです。前日の24日には私大の合格発表を受けておられ、すこしは気分的に楽だったとのこと。3月10日を待たずに、来月末にはドミトリーほりの住人になること確定ということで、当館から「引越し入館に関するご案内」を郵送させていただきました。
ほかの方も合格が決まり次第、当館あてにご連絡をいただければ、「引越し入館に関するご案内」をお送りさせていただきます。



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