東京都渋谷区・代々木上原の女子学生寮

女子学生会館ドミトリーほり

03-3467-6809(受付時間:平日9:00~20:00)

ドミトリーほり 館長ブログ

雨の中の引越し

2006.02.26

朝から雨、それも時折強い雨が降る一日でした。冬季トリノ・オリンピックもあと数時間後に閉会式フィナーレを迎えます。ただただ時の流れの速さにただ驚くばかりです。
東京大学の入学試験も今日は最終日、この日のために長く苦労を重ねてきて、そしてその努力が結実しようとしています。多くの人に“お疲れ様でした”と申し上げます。
今日はT.Yさん(群馬県出身)にとってドミトリーほり最後の日となります。昨日からお母様が上京され、引越し荷造りやお掃除などをされていました。こちらもお疲れ様です。そして引越しの軽トラックが到着、20〜30分ほどで荷物の積み込みが完了。なにもなくなったお部屋を二人で掃除され、最後に退館手続きを・・・。
「ありがとうございました」とお二人。
私と家内も「こちらこそお世話になりました。ご卒業、卒館、そしてご就職おめでとうございます。OLになっても時折遊びにきてネ。お元気で・・・」
「卒業式に上京しますので、その時にうかがいます」とT.Yさんも笑顔で応えてくれました。写真は引越し荷物をいっぱいに積み込んだ軽トラックをバックに記念写真を撮らせていただきました。
入試試験が終わった夕方5時ごろから続けて4組の見学者がありました。とても申し訳ないのですが、みなさんキャンセル待ちのお申し込みの方ばかりです。少し前まで緊張もピークにあった試験からの帰りにお立ち寄りくださったばかり。本当はきっととてもお疲れなのに・・。それも冷たい雨の中をです。心から厚く御礼申し上げます。みなさんと楽しく面談をさせていただきました。ご縁があるといいですね。



試験会場

2006.02.26

 昨日の雨が嘘のように晴れ渡った一日でした。今日明日は東京大学の入試試験です。そこで今朝、東大の駒場キャンパスに行ってみました。駅の階段を下りると目の前は東大駒場キャンパスの入り口。そこにはたくさんの人でいっぱいです。引率してきた予備校の先生、ついてきた後輩達に「ガンバレ!」と激励されている受験生、東大の各部の応援や住まいを斡旋する不動産やさん、などなど大勢の人垣ができています。駅から受験会場に向かう受験生はこの人垣の列を進んでいきます。両親と一緒に来て、いよいよ試験会場に向かうご子息に「じゃあね・・」と声をかける親、無言で握手する親、いままでの苦難を双方に理解し合っている姿がありました。ここでは”ガンバッテ”という言葉は不要なようです。センター試験の受験票と東大の受験票を確かめ、会場に向かう受験生。受験する本人以上に緊張した親御さんたち、構内に消え行く子供にいつまでも視線を送り、やがてどうしたら良いのか右往左往する親御さんたち、そんな姿をそこかしこでお見受けしました。
 ご本人は試験の真っ只中の9時半ごろから当館には本格的に住まいを探す方、すでに当館に申し込みされているご両親の見学が相次ぎました。試験は明日も続きます。こんな言葉はつきなみで言いたくありませんが、この言葉しか見当たりません”ガンバレ!!”。


水まわり清掃はじまる

2006.02.23

暖かな陽気の一日でした。でも明日の天気は曇りのち雨、さらに夜には雪と報じています。気温も急に冷え込むようです。週末の天気も良くなさそうです。この週末に試験を控えておられる方、どうぞ健康には十分にお気をつけられますよう。
今日から各室のキッチン、ユニットバス内の清掃作業が始まりました。“水まわり清掃”と称するこのクリーニングは専門業者さんの手による、キッチンの排水口やシンク、コンロまわりの清掃。またバスタブ、トイレ、そして浴室内の清掃となります。半年に一回、全室を対象に実施しています。あらかじめ館生さんには作業日程と時間割を案内し、同時に日時にあわせ清掃作業に支障がでないようキッチンや浴室の小道具類を一時的にどけておいてもらいます。
作業は一室につき約40分程度、一日に7室〜8室、全室を対象としますので5日ほどかかります。そしてほかにも共用部分(洗濯場や廊下、パソコンルームなど)もあり合わせて6日間の作業となります。当館の住人は女性ばかりですから、排水口の奥にはどうしても髪の毛が溜まります。これを放置したままにすると排水口から臭気があがってきたり、バスタブのお湯を捨てると逆流してきたりします。清潔に保つためにもこの清掃は欠かせません。年二回の水周り清掃、館生からの評判もよろしいようです。ほかにも、他人が部屋に入るということから、普段、手付かずになりがちなお部屋の掃除や溜まったペットボトルの片付けが進み、急にお部屋が明るく、広くなるところに好評の理由があるようです。


引越し退館と来館見学

2006.02.21

 
  今日、今季最初の退館引越しがありました。【写真左】 毎年、繰り返される卒館引越し。ここを離れるということは、さらなる自立に向けての晴れの第一歩、祝い事なのですが、別れにはそれなりに寂しさが伴います。荷物の搬出、積み込み、お部屋の最後の掃除、退館手続き、そして積み込んだ軽トラックの脇での挨拶でお別れの儀式はピークを迎えます。
「お世話になりました。ではこれで失礼します。ありがとうございました」
「元気でね。疲れたら遊びにおいで・・・、ここは第二の実家だから」
「ハイ。ありがとうございます。では行ってきます」
こんな挨拶があって、やがてトラックが動き始めます。助手席の窓から手を振る館生の顔をみつつ、“ガンバレ! この先辛いこと悲しいこともある、でも負けるな! 夢への挑戦だ! 病気なんかするな!”と心の中で祈る瞬間でもあります。
 社会生活に必要な挨拶の常識も、しっかりと身についています。ここでの生活も少しは役に立ったのかも、と自己満足に浸る瞬間でもあります。でも全員がこうとは限りません。ドミトリーほりでの生活に最後までなじめず卒館していく館生もまれにいます。こんなとき、館生と館主相互の思い、当館での生活環境など、両者が事前にしっかり確認しておくことの大切さを改めて痛感させられます。今度こそ自分にあった住まいが見つかると良いですね。
同じ日の今日の夕方、4月に入館されるM.Yさん母娘、お二人で来館されました。当館の事前見学と申込み手続きはご本人一人で全てされました。今日は初めてお母様の検分となりました。【写真右】 新しく購入する必要最低限のモノ、そして引越しなど簡単に説明させていただきました。ご本人は、間近に迫った東京での一人暮らしに期待を大きく膨らませておられました。そんな表情が写真から伺えるでしょうか。そしてこの写真にはお母様は写っていませんが、カメラのそばで微笑みながら娘の成長を喜んでおられる姿がありました。


クルマの荷室

2006.02.20

 卒館引越しされる季節を迎えました。毎年繰り返しの事なのですが、この時期はどうしても気持ちがブルーになります。別れが近づくにつれ、館生一人ひとり、色々な思い出が浮かんできます。もっともブルーになるのはこちらの都合、館生にとっては”憧れの自由生活”なのでしょう。
 数年前、当館を卒館されたある館生のお父様からメールをいただきました。この日記をお読みくださり、ヤツガレの認識不足をご指摘いただきました。航空地図を活用したカーナビは現存しているそうです。こんな交流を卒館されてもいただけるなんて、嬉しい限りです。
 今朝、墓参りに行ってきました。この墓参り、少し前まで愛犬momoにとって最高の楽しみの一つでした。ところがこの頃は嫌がりクルマに乗ろうとしないのです。原因はわかっています。新車にしてからmomoを荷室に入れることにしたのです。理由は狭いクルマだからです。後部座席に乗せるとおばあちゃんを飛び越えて右の窓、左の窓と移動します。これではおばあちゃんがたまらんというわけで荷室に入れることにしたのです。ところが入るのを極端に嫌がります。というわけで今回もmomoは墓参りにいけませんでした。散歩で外出するとき以外は首輪なしの自由放任生活。いまさら拘束され、牢屋みたいな所に閉じ込めるなんてマッピラだと言っているようです。


全 241 件中 206 〜 210 件目を表示 39, 40, 41, 42, 43, 44, 45 ...49

« 前の5件 次の5件 »

カレンダー

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

« 2006 1月 »

アーカイブ