2007.02.22
水まわり清掃、三日目。
日によって担当者が二名だったり三名だったりするのですが、一日あたり7〜8室、全室は4日間かかります。さらに最後は共用部分の清掃となります。最終日は来週の月曜です。
家内とヤツガレ、そして担当者、昨日と同じ作業を繰り返しました。
昼前、お約束どおり見学者がお見えになりました。母と娘のお二人連れでした。
お嬢さんは、すでに大学二年生。実家は埼玉県。そこから二時間もかけて通学されているそうです。4月から二年生、最近になって一限の授業が必須ということが分かったそうで、こうなるととても通学できない、そこで急遽住まい探しを始めたそうです。
ドミほりをお二人とも気に入ってくださいましたが、ザンネンながらキャンセル待ちとなってしまいます。もう少し早ければ・・・・・、とも思いますが、やはりこれもなにかの縁(えにし)なのですね。
2007.02.21
なんでしょう・・・・? 今年の春は早い!と勘違いしてしまう、ここ最近の暖かさです。
でもまだ2月です。この先、もしかして雪が降ることもありえます。油断大敵です。
特に25、26日に入試を迎えるみなさん、気を引き締めてください。心に吹き込む隙間風にご用心。とにかく強気、強気。“気”だけはピーンと張っていてください。
定期水まわり清掃、二日目です。
業者さんの作業中、105号室の照明器具の交換を行いました。照明器具はネットで購入。いろいろ調べましたが、やはりネットが一番安い。この値段、馴染の電気屋さんの価格の半分以下、家電量販店より大幅安。でも難点は取り付けを自分でやらなければならないことです。
でもヤツガレ、こういうことが大好き人間です。
さっそく工具箱を持ってお部屋に・・・・。この作業、過去に幾度も繰り返しています。同じ照明器具なのに、取り付けする段になって、オヤッとか、配線差込穴を間違たり、つくづく経験則が活きない、学びがない自分にあきれるばかりです。
「歳のせいダヨ。そろそろ痴呆が始まったネ」と、誰かのつぶやきが聞こえるような・・・・。
破損といえば、清掃業者がトイレットペーペーのホルダーを壊してしまいました。
事情はよくわかります。狭いユニットバス内はどうしても屈んで、精一杯身を折りたたんで掃除することになります。ヤツガレもコーキング処理するときなど同じ姿勢を強いられますので、よくわかります。苦しい姿勢から開放される喜びから、勇んで立ち上がると、どこかにカラダをぶつけます。 今回、それが運悪く、トイレットペーパーホルダーだったのです。
バリッ! と割れてしまいました。
業者さん申し訳なさそうな顔をしています。
「いいヨ、気にしなくていいヨ」と言うと、嬉しそうな表情でうなずいていました。
幸い、ドミほりの近所に配管関係の業者さん向けプロショップがあります。
急いで買いに行きました。まったく同じものはありません。近いモノを購入。ビス位置が合わないのですが、あたらしくドリルで壁に穴を開け、一件落着。いや一件装着でした。
さて、清掃後の感想をお二人の館生に聞きました。
「水まわり清掃、どうですか?」
「たすかります」
別の館生さん
「気持ちいいですね!」
写真は業者さんの清掃風景です。明日も明後日も続きます。
2007.02.20
今日からお部屋の水まわり清掃が始まりました。毎年、春と夏の二回、専門業者さんによる、全室キッチンとバス・トイレをキレイにする定期清掃です。
館生の一人ひとりのお部屋と洗濯場などの共用部分が対象で、土日を除いて来週の月曜日まで清掃作業が続きます。
前回の9月の清掃から5ヵ月しか経過していませんが、そこは女性ばかりの館、ユニットバスの排水口の器具を外すと髪の毛がゴッソリと溜まっています。その量、大人男性の握りこぶしほど。
実は、このありさま写真に収めたのですが、とてもこのブログ掲載はムリと判断、止めました。もし掲載したら・・・・・・、気分を害された方から苦情殺到にちがいありません。
ご実家の両親から・・・・・・・
「あの写真、うちの娘の部屋でしょうか?」
なんて問い合わせがあったかもしれません。
キッチン排水口のヌメリや詰まった髪の毛を放置しておくと、排水の流れが悪くなり、やがて悪臭があがってきます。古くなった共同住宅などで経験する、トイレやお風呂場の匂いは、だいたいこれが原因です。
作業は、排水口の器具を外し、奥から詰まった髪の毛を取り出します。
排水口の入り口だけでこんな状態。奥まではとても届きません。そこで、次に髪の毛を溶かす薬液を流し込みます。約30分置いてから大量に水を流します。
このときラバーカップ(棒の先におわん型のゴムがついたアレ)を排水口やトイレの穴にあて、勢いよく、ポコポコと吸い上げます。すると大量のヨゴレが浮いてきます。これをすくい出し、水の流れを確認してから通常の清掃作業にかかります。
浮いてくるヨゴレ、黒い大きなかさぶた状で、ヤツガレは石鹸カスにヨゴレが混じって堆積したものではないかと推測しています。
一連の作業は業者さんが着手する前に家内が担当します。ヤツガレの担当は、細かな補修、ひび割れした便座カバーの交換、緩んだネジの増し締めといった仕事がメインです。
このような作業があって、清掃のあとはご覧のとおりのキレイさになります。写真
この日のため、館生には、キッチンに置かれたなべや食器類、浴室内に置かれた洗面道具類を一時的にお部屋のほうに移動しておいてもらいます。中には試験の最中という館生もおられますが、試験勉強で掃除する時間のない館生にとってもメリットはあるようです。
2007.02.19
ドミほり館生の彼女たち、一年一年の成長には目を瞠るものがあります。
入館した当初は、まだ高校を卒業したて、両親や兄弟とともに暮らし、幼馴染に囲まれて過ごした生活に別れを告げ、ドミほりで過ごす一人暮らし。毎日が刺激的で学ぶことが多い日々です。
当初は電車に乗ることも、近所のスーパーに買い物に出かけるのも戸惑うほど。
それが、一人暮らしとサークルなどを通じて知らず知らずに対人折衝力や一般社会常識を身に付けていく。うら若い乙女にとってみれば、多くの試練の連続でしょうが、この苦労が彼女たちの成長を確実なものにしているようです。
今日、退館引越しがありました。
三年前、愛媛から上京、ドミほり一人暮らし3年で卒館されるB.Pさんです。当初は4年間、ドミほり生活を送る予定でしたが、昨秋、念願の法科大学院に合格。そこで大学院への移籍を決めました。見事に、飛び級進学です。これからは、かなりのハードスケジュールが待っています。授業も深夜におよび、門限のある生活に適応させることは不可能。そこで急遽、学校近くのマンションに移ることになったのです。
ご両親は当初、学生会館を離れることに難色を示されたそうですが、“いずれ社会に出る身”、ということからようやく理解を得るに至ったそうです。
自身の将来を見据えた結果、引越しを決断、不動産屋さんと交渉、次いで引越し業者と打ち合わせ、そして今日の引越しに至りました。お部屋の掃除もキレイに終え、最後に・・・・・・・
「永い間、お世話になりました」としっかりと挨拶をされる。
ヤツガレと家内二人で
「大人になったな・・・・・・、リッパになったな・・・・・・」
もう、感心したり感動したりの連続でした。
「ゼッタイに遊びに来てね」
“まぁいいヤ”とか“ほどほどで・・・”といったことが大嫌いなB.Rさん。引越し数週間前から準備に余念ありませんでした。そのためか引越し作業はものの30分で終了。
あっというまに赤帽さんの軽トラックに同乗し、新しい住まいに向かわれました。
過去、稀なケースですが、引越し前夜から荷造りをはじめる館生もいました。結局、ドミほりの他の館生にも手伝ってもらい、徹夜で荷造りにする羽目に。それでも時間に間に合わず、運送業者を待たせ、周囲をヤキモキさせることもありました。他人が蒙る迷惑には気付かないようです。
写真は、配慮に行き届いたB.Rさん。引越し荷物をバックに記念撮影となりました。
2007.02.17
予報どおり、夜になって雨となりました。
週末ですが、夕方まで大半の館生がお部屋で過ごされていたようです。夕方から、サークルなどの集りがあって外出したのも数名程度。今日はいつも以上に静かな館内でした。
朝、母と墓参りに行ってきました。もちろんmomoも一緒です。
Momoは墓参りが大好きです。故人を慕ってではなさそうです。広々した空間を走り回れるからです。母がお経をあげているあいだじゅう、そこらへんを走り回ったり、匂いをかぎまわったり、これらがmomoにとって大きな喜びのようです。
「さぁ、そろそろ帰るよ!」と呼ぶと、ご主人のそばに寄ってきます。クルマのところに行き、バックドアを開けると、飛び乗ります。やはり墓場に置いてきぼりにされるのはカンベンしてほしいようです。
昼少し前、見学者がお見えになりました。本人は福岡で、試験勉強真っ只中。代わって埼玉県にお住まいのご親戚、ご夫婦で来館されました。
もちろん4月からの分は満室なのはご承知のうえです。
昨年の9月の段階で満室になったと申し上げると・・・・
「えっ! それって、学校が決まっていないのに住むところを先に決めるってこと?」と、
かなり驚いておられました。