2012.10.16
夕方5時少し前、KOROの散歩で駒場キャンパスへ。
キャンパス内の野球グランド脇でのこと。
向こうからある新入館生が歩いてきます。
視線は地面に、歩き方にもいつもの元気はつらつさが見られません。
「はーい、どうしたの。お疲れみたい・・・」
「あっ、どうも。今日は実験だったので・・・」
彼女は理系です。
「緊張したの?」
「いえ、初めての実験だったので・・・」
そして夜、別の新入館生が帰館。
「ただいま帰りました。あー、明日、実験があるんです」
なにやら実験が重荷のようです。
例年のことですが、新入生にとって夏休み後は要注意の時期です。
ほとんどの新入館生、“始まった授業、けっこうシンドイ”という声をよく聞きます。
長かった夏休み、身体のリズムをもとに戻すのも大変ですが、それより授業の重要性が増してきています。
この試練、乗り切らなければ・・・・。
あまり神経質にならずに。
大丈夫、この鍛錬にもすぐに慣れます。なにせ若いのです。
2012.10.15
夜8時少し前、新入館生Iさんが帰館。
手にスーパーのレジ袋を提げています。
「なにを買ってきたの?」
「お刺身です。半額だったので・・」
すごくうれしそうな表情。
「お刺身! じゃあ今夜は一杯かな?」
「まだ19歳です。お酒は飲みません!」
自分を基準にしてはだめです。
ips騒動にはビックリでした。
日本の代表的メディアが裏付け調査を省略した結果、誤った報道をしてしまいました。
もう一つ、パソコン遠隔操作の件も。
真犯人が真実を言わなければ冤罪になっていました。
3・11では当局の発表を伝えるだけのメディアも記憶に新しい。
たまたま友人の勧めがあって「『本当のこと』を伝えない日本の新聞」(マーティー・ファクラー著 双葉社発行)を読んだばかり。
日本のジャーナリズムは世界に恥を晒しました。この先、大丈夫なのでしょうか。
2012.10.14
所用が合って五反田に行きました。
帰りに恵比寿の東京都写真美術館へ。
催事は三つ。全部見てきました。
中でも 日本写真作家協会公募展上位入賞作品の展示はなかなか興味深いものがありました。
プロ、アマを問わず応募された写真はかなりの作品点数。
全部見て回るにはけっこう疲れました。
その美術館を出たところで若いカップルが。
見ると、最新高級一眼レフに、クラッシクなレンジファインダーカメラ、これまた最新のミラーレスカメラ、そしてインスタントカメラ、これらを全部首からぶら下げています。
台湾からきたそうです。
「いい旅行になりますように!」と帰りがけに挨拶させてもらいました。
2012.10.13
柔らかな朝日
夜、館生Kさんの帰館。
「ただいま帰りました・・・。なんか靴がブカブカするような気がするんです」
「どれ見せてごらん・・。あぁ〜、靴底が剥がれている!」
「あっ、本当だ! どうりで・・・・」
「接着剤持ってくるから・・・」
パソコンルームのテーブルに新聞紙を広げ、パカパカ底が浮いている靴底に接着剤注入。
「24時間このままにしておいてね」
さぁ、本当にくっついたかどうかは24時間後でないとわかりません。
接着剤にはいろいろな種類があります。今回はゴムとビニール系の素材同士。
もしダメなら別の接着剤でもう一度トライします。
2012.10.12
やはり懸念していた通り、体調を崩しそうな館生が数名。
急激な気温変化が原因でしょう。
身体はまだ夏の季節が忘れられません。
一応、寒さを警戒して厚手のカーディガンなどを用意してみるのですが、着てみるとボッテとした感触がなじめず、エイとばかり、夏模様の薄手のシャツのまま学校に出かけてしまう、こんなことがあるのではないでしょうか。
でもやはり季節は秋。夕方の冷え込みにちょっと後悔するこの頃です。
今日も、見学者が来館されました。
お母さまと二人、北海道から上京していただきました。
お嬢さんに当館の印象を伺ってみると、
「雰囲気がいい」と。
この先、ますます冷え込みが厳しくなります。どうぞお体に細心の注意を払い、万全の態勢で試験に臨まれることをお祈りしています。