笑顔
2013.03.09
二年前のあの日のことを思い出します。
これまでに感じたことのない揺れ。
不安と焦りを感じつつ、揺れの収まりを待って、急ぎ館内を駆け巡りました。
在室中の館生全員の無事を確認。
次に外出中の館生あてに安否確認のメールを送信。
大半の館生の無事が確認できたその時、ある館生から・・・・
「約束があって、なんとしても新宿に行きたいのですが・・・」
その館生、就活の最中、OB訪問の約束が迫っていました。
クルマで新宿まで送ることに。
帰宅後、未曽有の津波に翻弄される東北の姿をテレビで見て、身震いしたことを昨日のことのように思い出します。
あれから二年。
被災地は、いまだに艱難辛苦が続いているように思われます。
被害に遭われた皆様のことは忘れてはいけない。
同時になんとかみなさんに笑顔が戻ることを願うものです。
事態は改善されているのでしょうか。
まるで初夏を思わせる陽気の中、代々木公園のカワズ桜の木の下で、たくさんの笑顔を見つけました。
この笑顔が被災地にみなさんにも届くことを願っています。
新宿まで送った、その館生、結局、OBに会えず、さらには連絡もつかず、新宿から歩いて帰館してきました。いまから思えば、だれもがそれどころではなかったのにです。
♪花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
わたしは何を残しただろう ♪