2016.12.31
墓参り
墓参り
一年の終わり
一年の終わり
例年、大晦日のこの日、ファミリー全員(20名ぐらい)で墓参り、そのあと宴席(忘年会兼新年会)としていました。ところが今年は母が施設入所中なのでそれぞれのファミリーで施設に出向き小さなパーティーをすることにしました。
いつもなら家内と交代で行くのですが、今日ばかりは二人にkoroも加わっての見舞い。
あとから私の兄弟夫妻、私の子供(孫とひ孫も)あとから加わり、入れ替わり立ち代りの見舞いに期待通り母は大喜び。
こんなことできるのは館内が無人だからです。
館生全員帰省中、門限を気にすること無用、呼び出しベルが鳴ったのではと注意を払うこと無用、だれか発熱して唸っているのではと心配すること無用、一切の心配から解放される正月です。これほどの気休めはありません。
さて自分のことばかり書きましたが、いまごろ館生たちは郷里で母の作ってくれる料理を堪能していることでしょう。そして明日はおせち料理です。ゆっくりと三が日を過ごしてください。こちらもゆっくりさせてもらっています。
さて年末のご挨拶を申し上げます。
今年一年大変お世話になりました。いろいろ不行き届きな点も多々あったかと思います。ここに皆様から頂いているご厚情に感謝申し上げます。来年もかわらずドミトリーほりをお引き立て賜りますようお願い申し上げます。2017年がみなさまにとってたくさん良いことが訪れますよう祈念いたします。
2016.12.27
2016年もあと4日。押し詰まりました。
“あっという間の一年”、毎年この時期になるとつぶやく一言ですが今年はなおさら。
ここ連日、館生の帰省が相次いでいます。
「館長さん、これから帰ります」
「帰省?」
「はい、一年お世話になりました。また来年もよろしくお願いします」
「こちらこそ、お世話になりました。来年もよろしくお願いします。ご両親にもよろしくお伝えください」
こんな挨拶がきちんとできています。それだけではありません。
飛行機や新幹線のチケットを手配し、兄妹や親戚へのお土産を用意して荷造りして、お部屋を片付けて、そして前述の挨拶があって発っていきます。
ご両親様、ご安心ください。社会への適応力もバッチリです。
他にも来年二十歳になる館生は成人式の準備もあります。
運転免許取得中の館生は地元の教習所で最終試験を受けますのでその準備も必要です。
先輩館生は卒論が控えています。お屠蘇気分どころではないのです
就職先が決まったのに卒業できないなんてありえないミスですから。
それぞれのお正月がやってきます。
一方、受験生のみなさん。
ここは勝負所です。まずはセンター試験に的を絞って試験モード全開でお正月を乗り切ってください。ここを乗り切れば来年の今頃、先輩館生同様にルンルンで帰省の準備をすることになります。
2016.12.15
この頃の結婚披露宴、昔と比べると随分と様変わりしています。
ひと昔のような仲人の挨拶、両家主賓の挨拶、そして勤務先の先輩や同僚、学生時代の友人のスピーチが延々という姿は見られないようです。
ところが先日、出席させていただいた披露宴、昔と同様に三時間たっぷり要しました。
式や披露宴に臨まれた人、相当な高齢の方をのぞくとほぼ100%、カメラ持参しています。一眼、ミラーレス、コンテジ、スマホその種類は様々。
みなさん新郎新婦と一緒の記念写真を望みます。もちろん自分のカメラに収めたいのです。
そこで登場したのがプロのカメラマン。
結婚式カメラマンの本来の仕事は、記録です。
その記録としての撮影はひとまず置いて、出席者のカメラを預かって撮っていきます。
もちろん「後ろの方、顔が隠れています。みなさんもう少し笑顔で」と仕切りながら、助手から渡されるカメラ(スマホ、コンテジ等)で次から次と撮っていきます。
それが終わってから本来のカメラマンの役割である撮影を行います。
これが会社仲間、友人仲間、両家それぞれの親戚一同と続きます。
これが披露宴三時間を要する主要因でした。
こんな状況を見て、一つはその写真はどうなるのだろうかという疑問を抱きました。
まず紙には焼かないでしょう。もしかしてスマホやコンテジのメモリーが満杯になったところでデリート、あるいはインスタやフェイスブックにアップして終わりなのだろうかとちょっと心配になりました。
今日一億総カメラマン、膨大な写真が日々撮られていくのにちゃんとした記録で残っていかないような気がします。押入れの奥に見つけた祖父の写真アルバムを開いたときのような感激は薄れていくのかもしれません。
もう一つ、くだんのプロカメラマン、手際よくどんどん撮っていく、つまりあらゆるカメラ、スマホの撮影操作を知っていることに驚きでした。
2016.12.10
昨夜は今年最初の忘年会でした。
メンバーは昔勤めていた会社の仲間たち。
みんなかつての企業戦士。今はただの爺さんです。
そして今年は欠席が多い忘年会になりました。
2016.12.05
昨日のこと。
入所中の母に会いに施設に行ったときのこと。
日課の散歩途中、人通りの少ない道にそれらしい警護の人が数名いるのに気づきました。
車いすに乗せた老いた母に、やや年配の警護の人が「皇后陛下がお見えになりますよ」と教えてくれました。
すぐに母を道路に向け、眼の前を通るであろう陛下の乗ったクルマが良く見えるようにと待機しました。銀杏の落ち葉が敷き詰められた歩道に母と私。
一息つく間もなく警護のクルマに白バイの一行がゆっくりと進んできました。
先頭から三代目のセンチュリーに皇后陛下が乗っておられました。
クルマのスピードはとてもゆっくりと、そして窓があき、皇后陛下が私たちに向かって手を振ってくださいました、優しいほほえみとともに。
このとき母は手を合わせていました。
そしてとても感激していました。
写真はさすがに撮れませんでした。
これより前に同じ場所で撮った写真を掲載します。