go or stay
2011.03.12
事態が明るみになるにつれその被害の大きさに身が震えます。
ドミほり館生は全員無事、でも実家が被害に遭われた館生数名。
ケガはなかったようですが、館生2人の実家で蔵、塀の倒壊や、瓦が落ちたりなどの被害に遭われています。
今回の震災で罹災された皆様には心からお見舞い申し上げます。
昨晩、避難所で過ごした館生が今朝になってぞくぞくと帰館してきました。
館生の出先での罹災直後の行動には二つのパターンがあったようです。
そのⅠ、ドミほりへの帰館が最優先。手段が徒歩に限定されていても、即行動を選ぶタイプ。
そのⅡ、置かれた立場の見極めが大事。よく周囲を見て考えてから行動するタイプ。
Ⅰを選んだ人、歩き疲れて、ようやく館に着いたその表情に疲れがにじんでいました。でもそのあとは、ゆっくり風呂に入り、自分のベッドで休めます。
Ⅱを選んだ人、見極めた結果、避難所での待機となりました。避難所はどんなとこと聞いてみると友人の家、公立小学校や区のスポーツ会館、大学施設などでした。彼女たちの今朝帰館したときの表情にさほどの疲れは見えませんでした。
避難所では毛布も食糧も配布され不自由はなかったようです。
彼女たちに避難所を選んだ理由を聞くと、徒歩で帰宅しようにも人の混雑がひどく、落ち着くまで動かない方がいいと判断したようです。
先憂後楽か先楽後憂、悩むところです。でも混乱状態下では見極めが大事のように思います。
とは言え津波の場合、即行動しかありえませんけど。
こんな混乱の中、元館生二名が当館に避難されてきました。
ドミほりOGの2人、いつもの自分の家に帰ってきたような表情が印象的でした。
そしてもう一人、館生T.Yさんの友人が泊まりにきました。同じく当館が避難所となりました。
今日、かねて計画していたスペイン一人旅行に出発していった館生U.Sさん。
成田発の便が欠航なのですが、振替便をあてにとりあえず成田空港に向かって行きました。
苦労して成田に着いて航空会社のカウンターで交渉。明朝一番の飛行機が確保できたそうです。成田空港には約8500人もの人が待機しているそうです。その中の一人がドミほり館生ということになります。ただ、無事に帰って来てくれることを祈るばかり。
記憶に残る2011年3月11日、その翌日にあたる今日、退館引越しされたのは館生M.Tさん。
地震発生直前にお母様が来館。突然の揺れに2人とも驚いていましたが、すぐに荷造り開始。そして今朝、きわめてスムースに引越しされていきました。
それにしても荷造り梱包は見事でした。もっともあまりモノを増やさなかったことが上手く出来た最大の理由です。日頃の掃除も行き届きます、衛生的です、なにより引越しが安く済みます。
元気でね。いつでも遊びに来てください。