変な関西弁?
2013.05.05
昔、端午の節句。男の子の日でしたが今は「こどもの日」です。
聞いたところによると「自転車の日」でもあるらしい。
自転車もこのごろ随分と変わりました。
子供用自転車なんてない時代、子供たちは大人の自転車で「三角乗り」していました。
そば屋の出前は自転車。肩にざるそばを高く積み上げ、左手でザルを抑え、自転車の運転は右手一本でした。
自転車の荷台に超大きなカゴをつけて配達していたのはクリーニング屋さんでした。
館長がまだ中学生だったとき、デパートの配送係りのバイトしたことがあります。
初日、あてがわれた自転車はオンボロ自転車。
先輩が自転車の荷台のカゴに目いっぱい、羊羹の詰め合わせを入れてくれました。
これが重い。自転車に乗って前の車輪が浮かないように、思い切って体重をハンドルにかけたらハンドルがボッキと折れました。
先輩たち、自分たちは羊羹の詰め合わせだけは避けて、新人にやらせたのです。
新入館生が帰省から戻ってきました。
「おかえりなさい。高校時代の友達とあって東京での生活ぶりをお話ししたでしょう」
「はい。みんなから関西弁がおかしくなったって言われました」
この館生、出身は関西です。
地元を離れてまだ一か月ほど。方言が変わるとは思えません。
地元の友達にしてみれば、関西を捨てて、東京にすり寄っていくと思ったのかもしれません。