共住
2017.11.27
駒場祭が終わりほどなく12月。
あっという間に2017年の暮れが迫り、期末試験の時期を迎えました。
駒場祭最終日の昨日、“打ち上げ”を実施したクラスやサークル仲間も多かったようです。
それでもドミほり門限間際に帰館した館生は数名だけでした。
ワイワイと盛り上がる中、「お先に失礼・・」と声をかけての離席も勇気がいりますし、普段からのコミュニケーションが活きてきます。
門限を理由にすれば二次会やオールも摩擦なく不参加を決め込めます。
さて模擬店の収支も他人ごとながら気になるところです。
余った食材や資材を持ち帰る館生も今年は目立ちませんでした。
いろいろ労力を強いる学祭ではありますが、クラスやサークル等のグループ活動から得られるメリットは大きいものがあります。それなりに反省点や学びの共感もあったでしょう。
そういえば数日前のこと、ある館生から
「館長、私のスマホ、今夜預かってもらえませんか?」と言われたことを思い出しました。
この館生の場合は“リア充”で、課題対処の時間確保が目的でした。
今日、抱える悩みを聞いてくれる相手は、ネット空間、とりわけスマホを介して知り合った人だけという“ネト充”の存在がマスコミで報じられています。
その点、学生寮での生活は、否応なく価値観や年齢層、学校が異なる人との共住となります。
そしてこの共住から共生、そして共感が生まれるのです。孤独ではいられないのが寮生活なのです。