漏電チエックが漏れた
2020.06.11
昨日、電気設備点検が行われました。
ちょっと不思議です。電気メーターは、いわゆるスマートメーターに変わっています。
東京電力の狙いは、検針員を派遣しなくても電気料金の検針ができるということ、つまりIT化による合理化でしょう。
さて、昨日の設備点検、やってきた係員、おおよそ一時間かけて全メーター31個をチエック。その結果、全31個のうち検査ができたのは二個だけ。この二個、たまたまメーターの底から配線が少し飛び出ていたので漏電チエックができたのです。 すなわち29個のメーターは配線の露出部分がないのでチエックできない。つまりスマートメーターにしたがために旧来の方法での漏電チエックができないのです。
電気設備点検は“一般財団法人 関東電気保安協会”なる組織が行っています。
想像ですが、安全を守るため云々の法律を作って電力会社のリタイヤ組の受け皿機関として設立した財団法人なのではないでしょうか。今回のこと両者の間に齟齬が生じているように思えます。
誰かの言葉で「手段が目的化することを趣味という」と聞いたことがあります。
まさか電気設備点検は趣味ではないでしょう。