2006.09.30
9月も今日で終わり、明日はもう10月です。
なんと2006年があと2ヵ月を残すだけです。すぐにハロウインが来て、クリスマスが来て、もう次はお正月です。なんでこんなに時間が過ぎるのが早いのだろう。
館内は徐々に夏休みから平時モードに変わりつつあります。すでに学校が始まった館生、課題やリポートの追い込みに追われる館生などそれぞれの9月末です。
夕方、剣道具をもって外出する館生・・・
「いやぁ〜、数ヶ月ぶりで握る竹刀です」と嬉しそうに富ヶ谷の道場に出かけていきました。富ヶ谷は上原の隣町、新首相の私邸があることから急に脚光をあびています。
昨晩、帰国した館生さんからお土産をいただきました。(写真右)
m&mキャラクターを蒐集しているヤツガレのために、苦労して捜したm&mリップクリームです。m&mの化粧品まで存在するとはヤツガレ今のいままで全く知りませんでした。おそらくかなりの収集家でも持っていないレアものでしょう。
旅行先で、時間もない中、貴重なもの品を買ってきてくださり感謝、感謝です。そんな気遣いをさせてしまって申し訳ありません。
夕方、ある館生が友人の結婚式&披露宴を終えて帰館されました。写真左
「わぁっ! キレイ! 格好いいゾ!」
「はい、結婚式だったもので・・」とはにかんでいる館生。
「写真撮っていい?」
「えっ、写真ですか・・・。ホームページに載るんですよね」
「そうで〜す。ご両親がお喜びになるよ」
「ん〜、ハッ、ハイ、ではお願いします」と、結構嬉しそうでもありました。
2006.09.29
ある館生が炊飯器でパンを作りました。写真
限られた条件のもと、工夫と知恵で一生懸命に挑戦した結果です。とても上手に、美味しそうに見えます。なにせ食していないもので・・・。
はじめて挑戦してコトを成したときの感激は一入です。制約が厳しければなお更です。 「できた!」「やった!」と、おもいっきりグーを握っていることでしょう。
館生たちの料理への挑戦の結果は、稀にヤツガレもご相伴に預かる喜びがあります。
この時の館生たちの気持ちは、見せびらかしたいとか自慢したいからではないようです。達成感を共有してもらいたいからです。もちろん第三者に味見もしてもらいたいという気持ちもあるでしょうけど、製作過程で発揮された独創力や柔軟な発想に共感してもらいたいのが一番の理由でしょう。
でもみんながそうかといえば、館生の中には、このような表現を苦手とする娘もいます。 写真のパンを作った館生は、母親あてにメール(写真添付)で報告したのです。
ヤツガレ、その写真をお母様から転送していただき、このブログに掲載いたしました。お母様の了解はいただいていますが、ご本人の許しは得ていません。ごめんね。
女子学生会館ドミトリーほりに寄せられる質問で多いのが自炊に関するものです。
面談や電話でのお話しの中で親御さんから・・・・
「うちの娘は、勉強以外何もさせてこなかったもので・・」
「まったく料理を教えてこなかったのですが・・」と遠慮がちに質問されます。
高校時代は受験に備えての非常事態の最中です。家事どころではありませんから、親御さんとしての心配もよく理解できますし、当然のことだと思います。
となると、選択肢は二つ、一つは自炊に挑戦する、そして残る一つは食事つきの会館を選ぶかです。ヤツガレは食事がつかない当館の娘さんだけしか知りませんが、入館前の自炊はさほど心配する必要がないように思います。
理由は簡単、“必要に迫られればやる”からです。人間食わなければ生きられない。
もっとも自分の夢を描き、その道に向けひたすら努力し、見事、ユメに向けての第一歩を踏み出すことができたお嬢さんたちだから「できない」「ワタシにはムリ」という考えが最初からないところが真の理由かもしれません。
未経験の領域に勇気を持って果敢に挑戦する。たかが料理、自炊とはいえ、自己実現の方法の一つでもあります。可能性を信じてトライする、この経験を通して、自己の可能性と得意領域がどんどん広がっていく。大学だけではない、ドミほりの寮生活にもそれなりに意義があるのだ! と考えるヤツガレは少しオーバーなのかも・・・。
夜9時、おおよそ二週間ぶりでE.Yさんがアメリカから無事に帰館されました。写真
2006.09.26
館生H.Tさんから“しぶかわ煮”をいただきました。
先日、栗ひろいに出かけ、帰館されたとき沢山の栗を持ち帰ったのです。
「このあいだの栗、渋皮煮にしました。召し上がってください」
見ると美味しそう。ご覧の通り、ちゃんと出来ています。こんな言い方すると、
“あたりまえです。バカにしないでください!”と怒られそうです。ゴメンなさい。
「えっ、ワインで煮たの?」
「いえ、砂糖で煮ました」
そうだろうな・・・、館生のお部屋にアルコール類は似合わないし。
味覚の秋堪能ということで、さっそく渋皮煮をいただきました。H.Tさん、ごちそうさまでした。
とても美味しかった。味付けも本格的です。
そういえば・・・・、栗拾いなんてもう何十年も昔に行ったきりです。遠い記憶の中に、あの痛いイガイガを避け、靴で剥いて拾い集める光景が浮かんできました。やがて記憶は、枯れ葉を集めての焚き火、その焚き火にサツマイモを入れている情景が浮かんできました。
広場を赤く染める夕焼け、そこには妹を背中におんぶした女の子がいたりして・・・・・。
栗拾ひ ねんねんころり 云いながら (小林一茶)
おっと待った! こんなシーン、映画? いや漫画? ヤツガレの実体験と本か映画、昔のテレビのホームドラマでみた疑似体験が混同している。記憶なんていい加減ですね。それとも認知症の初期段階なのでしょうか。
2006.09.24
澄んだ秋空です。写真はドミトリーほりの屋上から見た新宿方面の空です。
綺麗な青空ですね。気持ちよい天気、絶好の洗濯日和です。
ところが、午前中の3階の洗濯物干し場、屋上のもの干し場、どちらも何も干されていません。アレッと思わず声をあげてしまいました。そして思わず「もったいない」とつぶやいてしまいました。
でも・・・、館生にしてみれば、永かった夏休みの終わりが近づいています。みんなの想いは “さぁ、あと数日もすれば後期突入 今しか休めない”の心境ではないかとヤツガレ勝手に決め付けてしまいました。
1964年、人類初の友人宇宙船に乗り、地球から300キロの宇宙から地球を眺め 「地球は青かった この世のものとは思えない美しさ」の言葉を残したのは旧ソ連のガガーリン飛行士。そんなことを思い出しながらこの青空を見上げていると、なにも宇宙にいかなくても“地球は青い”ことはハッキリわかるヨと考えてしまいました。
もしかしたらガガーリン飛行士、そのあとに待っている大気圏再突入、命を賭けて危険に挑む前の心境を語ったのかもしれません。